あくまで時短「家にDVD届いてる」ソフトバンク石川は早く帰りたい?

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆オリックス1-2ソフトバンク(18日、京セラドーム大阪)

 一発厳禁-。石川はオリックスの左腕田嶋とスコアボードに「0」を並べ合ううちに、一つだけ禁止事項を胸に刻み込んだ。

 「どっちが先に点を取られるかという中で、常に一発を警戒して投げていたのが良かった。とにかく、低めに。変化球も低めに。最低、四球でもいいと思って、先に点をやらないと思って投げられた」

 予想通りの試合展開になる。均衡が崩れたのは6回、柳田の天井直撃本塁打だった。ピンチらしいピンチが訪れたのはその直後。2死一塁から、吉田正には慎重に変化球で攻め四球を与え一、二塁となった。最も警戒していた米大リーグ通算282本塁打のジョーンズに対しても初球はフォーク。タイミングをずらしたこの球で中飛に封じた。

■「家にDVD届いてる」

 前回登板、本拠地での12日楽天戦では4回までに10三振を奪うなど、7回2安打1失点の快投で2勝目を挙げた。そこから、自身2年ぶりの中5日でのマウンド。「不安がないと言えばうそになる」。最速は147キロにとどまるなど初回で直球の走りが良くないとみると、変化球主体の投球を選択。6回まで投げた78球のうち変化球が46球と、全投球の6割を占めた。

 それでも相手に考える間を与えない投球は変わらない。6回2安打無失点4奪三振で、2018年8月7日から救援、先発と役割を変えながら続ける自身の連勝を8まで伸ばした。今季チーム最短だった前回登板時の2時間28分に次いで短い2時間31分でゲームセット。前回はホームで9回裏の攻撃がなかったことを考えれば、それにも勝る試合進行の早さだった。

 前回の好投後は帰宅してから、ももいろクローバーZの生配信ライブを心ゆくまで堪能。一夜明けての投手練習では、翌日に登板を控えていた千賀に「ももクロを見て頑張ろうじゃなくて、頑張ったらももクロを見られるという考えにしなさい」と諭した。今回も、ちゃんと“ご褒美”を準備している。「福岡の家にDVDが届いているんです」。大阪での6連戦を終え自宅に戻れば、気持ちよく封を開けられる。 (鎌田真一郎)

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