ソフトバンク石川 球速下がっても打者が差し込まれる理由/斉藤和巳

西日本スポーツ

 ◆オリックス1-2ソフトバンク(18日、京セラドーム大阪)

 石川の真っすぐに威力が戻っている。理由の一つは投球フォームだろう。今季は以前よりも少し右腕を下げた。もともと体の使い方は横振りに合っていると見ていたが、今の腕の振りが体の使い方にマッチしているのではないか。スピードガンの表示は以前より少し遅くなったようだが、打席の打者は以前より速く感じているように映る。

 この日もオリックスの打者が差し込まれるシーンが目立った。その強い真っすぐがあるから変化球が多少抜けても打たれない。3、4回ぐらいからは、その変化球が低めに集まり始めた。こうなってくると攻略はかなり難しくなる。この日は中5日も考慮されてか6回で降板したが、あと1、2回投げられる余力はあった。安定感を含め、抜けられては困る存在だ。

 開幕当初こそうまくいかなかったが、勝ちパターンの継投で2020年の形が徐々に固まってきたのも大きい。7回の高橋礼モイネロから森へとつなぐ。試合によっては6回を含め嘉弥真が左打者を中心に送り出される。先発が早い段階で崩れても板東、笠谷ら任せられる若手も出てきた。状況次第では先発に回る可能性もあるだろう。これからが楽しみだ。 (西日本スポーツ評論家)

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