7割でも148キロ 大分商プロ注目右腕・川瀬堅斗にスカウト11球団集結

西日本スポーツ 前田 泰子

 ◆2020大分県高校野球大会2回戦 日本文理大付3-0大分商(20日、別大興産スタジアム)

 コロナ禍で中止された夏の全国高校野球選手権大分大会の代替となる独自大会「2020大分県高校野球大会」は20日、大分市の別大興産スタジアムで2回戦3試合が行われ、プロ注目の最速148キロ右腕、大分商の川瀬堅斗(3年)が久々の公式戦登板で4回を無失点に抑えた。日本文理大付相手に川瀬は5回から登板。試合は0-3で敗れたものの、自己最速タイとなる148キロをマークした。代替大会は初戦敗退に終わったが、次は「2020甲子園高校野球交流試合」(8月10日から、甲子園)で甲子園初勝利を目指す。

■4回0封も初戦敗退

 大分商の川瀬にとって、大分県で最後となった公式戦は少し悔いが残る結果に終わった。優勝を目指しながら0-3で初戦敗退。3点差を追う5回から登板した川瀬は最後まで無失点で抑えたものの、流れを引き寄せるまではできなかった。

 4日の練習試合中に左ももの肉離れを起こし、痛み止めを飲んでの登板だった。マウンドでは笑顔を見せたエースも試合後は「実力不足。自分が先発すると勇気を持って言えなかったのが敗因」と表情を硬くした。

 九州大会で準優勝した昨秋に比べると「70パーセントぐらい(の状態)」というが、それでも4回で6奪三振。8回に迎えた1死満塁のピンチでは、冷静に併殺で切り抜け、得点を許さなかった。

 スタンドには11球団のスカウトが顔をそろえた。注目を集める中、万全とはほど遠い状態ながら自己最速タイの148キロを記録した。ソフトバンクの宮田善久スカウトは「直球は昨夏の方が走っていると感じたが、試合慣れしていてピッチングがうまい。指先の感覚も器用。甲子園ではもっと調子が上がった投球をしてくれるはず」と期待する。

 甲子園では8月10日に花咲徳栄(埼玉)との対戦が決まっている。「楽しみだけど今のままだと不安もある。体のキレをもっと出して、甲子園では150キロを出したい」と川瀬。高校最後の試合を笑顔で終わらせるために、さらなるレベルアップを誓った。 (前田泰子)

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