4度目の五輪まで1年、内村航平が明かした「不思議なこと」

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 新型コロナウイルスの影響で延期された東京五輪の開幕まで残り1年となった23日、体操男子の種目別鉄棒で4度目の五輪を目指す内村航平(リンガーハット)が国際オリンピック委員会(IOC)の日本語公式インスタグラムのライブ配信に出演し、思いを語った。

 1年延期が決まった東京五輪は、過去3個の金メダルを五輪で獲得した内村にとっても特別な大舞台だ。IOCの日本語公式インスタライブで、熱い思いを口にした。

 「通常なら4年に1回が、5年に1回、かつ自国開催になる。特別が重なり、かけ算になる。さらに、新型コロナウイルスに人類が打ち勝った証しにもなる。いろいろなメッセージが伝えられる」

 東京五輪は連覇を達成した個人総合での代表を狙わず、種目別鉄棒に絞っての挑戦を決断した。「6種目できてこそ体操」との信念を胸に競技に励んできたが、リオデジャネイロ五輪後は両肩痛をはじめとするけがに悩まされていた。「思うように体が動かなくなって、6種目やっていても五輪が現実味を帯びてきていないとあって、鉄棒なら確実に五輪を目指せる自信があった」と説明。「鉄棒に絞ってからは不思議なことに肩の痛みもなく、やるべき練習ができている。すごく順調」と近況を明かした。

 過去3度出場した五輪について、「体操をやる場所というより、世界に自分のメッセージを演技で表現する場所かな」と表現した。数々の栄冠を手にしてなお、体操を追求するモチベーションはどこにあるのだろうか。“キング”ならではの視点で語った。

 「体操って毎日同じように動かないといけない。でも、人間なんで同じようには動けない。日々のちょっとしたことでも感じて修正していく。毎日同じ動きをすることがモチベーション。それが高いレベルになると、ほぼほぼ、同じ動きができるようになる。そうなるとさらに、1ミリとか2ミリの違いを感じるようになる」

 コロナウイルスは収束が見通せず、1年後も不透明な状況だが、「絶対に五輪があると信じている。どういう状況であれ、努力しなければいけない。選手として五輪の舞台に立ちたい」。1年後に見せてくれるのは、最高に輝く王者の姿だ。(伊藤瀬里加)

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