西武与座をプロ1勝へ導いた松坂の助言 涙の降板から11日「必死に投げた」

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆西武3-2ロッテ(23日、メットライフドーム)

 ようやく初白星にたどり着いた。勝利投手の権利がかかった5回。3年目の与座は2死から安田を中飛に打ち取ると、グラブをポンとたたいた。もう余力は残っていなかった。「ここを乗り切らないと今後はない、と必死に投げた。2死を取って、自分をもう一度奮い立たせた。(初勝利は)本当、やっとだな」と感慨に浸った。

 涙を無駄にはしなかった。12日の同じロッテ戦(ZOZOマリン)。プロ初勝利まであと1死とした5回2死で降板を告げられた後、涙した。出場選手登録を抹消され、ファームの練習に参加すると、松坂から声をかけられた。「点差があっても0-0の気持ちで投げて、状況に応じて、1点はOKだったり余裕を持って投げたらいい」。2回に味方が逆転に成功しても、気持ちを張り詰めたままだった。3回1死一、三塁のピンチでは、倒れながら安田の強烈なライナーをグラブに収めた。

 入団1年目に右肘の手術を受け、一度は育成契約となった苦労人。1月の自主トレは沖縄尚学高の先輩にあたる東浜(ソフトバンク)に教えを請うた。高2のとき、教育実習で戻ってきた東浜を見て「大スターだった」と憧れていた。変化球の使い方などを教わり、開幕ローテをつかんだ。

 5試合目の先発でうれしいプロ初勝利。ウイニングボールは両親に贈るという。「一つ一つ勝利を積み重ね、貯金をつくれるピッチャーになりたい」。サブマリンが大きな一歩を踏み出した。 (小畑大悟)

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