ソフトバンク板東今度こそ先発か トルネード投法で4回0封、工藤監督「次を考えたい」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク2-3日本ハム(23日、ペイペイドーム)

 先発候補に名乗りを上げる力投だった。4回から2番手で登板した2年目の板東だ。この日迎えた唯一のピンチは5回1死一、二塁の場面。杉谷をフォークで空振り三振に仕留めると、好打者の近藤は内角低めに制球したカットボールで遊飛に打ち取った。「抑えられたことで自信がついた」。その後2イニングはともに三者凡退と付け入る隙を与えず、4イニングで1安打無失点と日本ハム打線を抑え込んだ。

 持ち味の制球力に加え、力強さも手に入れた。5月中旬に上半身をひねる「トルネード投法」にフォームを変えて球威が増した。1年目の昨季、直球は140キロ中盤だったが、今季は2軍戦で自己最速の150キロを計測。この日も最速148キロの真っすぐを武器に5三振を奪った。一方で100キロ台のカーブも交えて相手の目先を変える投球も披露。工藤監督も「緩急をしっかり付けられていた」と高評価を与えた。

 先週の木曜日に先発したバンデンハークが背中の張りで登録抹消となり、23日の先発候補に名前が挙がったが、白羽の矢が立ったのは笠谷だった。「本当は先発したい気持ちがあった」と本音を明かした上で、「ポジションをつかむために与えられた場所でしっかりやる」と切り替えた。「(14日の)初登板では最初の回に体力を使いすぎたけど、その後は自分の投球ができている。きょうも疲れは感じなかった」との言葉通り、3回2/3を無失点に抑えた前回登板の16日オリックス戦に続き結果を残した。

 アピールを続ける右腕について、工藤監督は新たな起用法の検討に入る考えを示唆した。「素晴らしい内容だった。この間もいいピッチングをしていたし、こうやって結果として出たことも踏まえて次を考えたい」。明言は避けたが、近くプロ初先発の機会が訪れる可能性は十分にありそうだ。 (長浜幸治)

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