プロ初先発板東にヒント与えた和田の「教科書」投球/西村龍次

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク4-2西武(29日、ペイペイドーム)

 和田の真っすぐは素晴らしかった。西武の打者が差し込まれたり、空振りしたりと序盤から対応できなかった。ベテランらしくないと感じるほど、直球を武器に強力打線をきりきり舞いさせていた。

 ストライク先行でテンポもいい。しかも変化球をしっかり制球して低めに集めた。何より良かったのは、四球がなかったことだ。和田は四球から崩れるケースがあるし、守る時間が短くなって打線にもいい影響をもたらす。先発の教科書のようなピッチングだった。

 きょう30日にプロ初先発する板東にとっても、良いお手本になる。その中でも和田が実践した「低めに集めること」を意識してもらいたい。いいボールを投げながら、投手が崩れるパターンの一つが、コーナーを狙いすぎてボールが先行するケース。球数が増えるし、カウントを悪くすると、四球を与えたくないから、どうしてもストライクが甘く入って打たれる。

 コースは多少アバウトでも、低く投げることに集中してストライクを先行させたい。そうすれば、目の前の打者に対して主導権が握れる。コースではなく高さを間違わないことだ。救援陣も安定しているし、味方打線も好調。思い切って投げてもらいたい。 (西日本スポーツ評論家)

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