ソフトバンクの7月は球団タイの月間18勝 8月は「デスパイネやグラシアルも…」

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ソフトバンク5-4西武(31日、ペイペイドーム)

 ソフトバンク打線が「負けない男」の連勝を止めた。先発の東浜が3点を失った直後の3回、昨季から13連勝中だった西武ニールを攻め、甲斐の内野安打から四球を挟む5連続長短打で一挙4点を挙げて逆転に成功。6回に同点とされたが、直後に明石が決勝ソロを放った。7月の「大好きな金曜日」は5連勝。カード勝ち越しに王手をかけた。白星で締めた7月は18勝9敗と貯金を一気に増やし、2位楽天と1・5ゲーム差に広げた。

■2位楽天と1.5差

 13連勝中だった「負けない男」ニールにとどめを刺した。同点に追いつかれた直後の6回2死。明石が高めのツーシームを捉えた打球は、右翼テラス席で弾んだ。6月20日のロッテ戦以来の2号ソロは決勝アーチに。自身への配球が多かったツーシームを狙い打ったさすがの一打に「打った瞬間は入るとは思わなかったのでびっくり。ニールから勝てたのは、チームにとってもよかった」と笑った。

 3点ビハインドの3回は下位から鮮やかなつながりを披露した。1死から9番甲斐が三塁内野安打で出ると、周東は中前打で一、二塁。ここで今宮は中堅フェンス直撃の2点三塁打、柳田は四球で出塁し、その後は中村晃と栗原の連続適時打も飛び出した。

 打者9人の波状攻撃で一挙に4点を奪った。工藤監督も「ここぞというところでみんながつながりを持ってくれたし、明石君の一発がチームを救ってくれた。打線の方がいい形で点を取れているね」とご満悦だ。

 6月は3勝6敗1分け。狙っていた開幕ダッシュはならなかったが、7月は一転してソフトバンクとして月間最多タイとなる18勝(9敗)と大きく勝ち越した。原動力は工藤監督が重視する「つながる打線」。調子を見極めて積極的に打線を組み替え、17日のオリックス戦からは「つなぎの4番」を自任する中村晃を4番に据えると、以降は9勝4敗と勢いは加速した。

 柳田が3回に4点目のホームを踏み、月間32得点の最多タイ記録を達成した。柳田自身の5割超の高出塁率があればこそながら、7月はリーグ2位の131得点を挙げた打線全体の「勲章」でもある。工藤監督も「(柳田の)高い出塁率を相手も警戒している中で、しっかりと後ろの打者がかえしてくれているのが大きい」と手放しでたたえた。

 金曜日の連勝は5となり、カード勝ち越しにも王手。最高の形で7月を締めた工藤監督には朗報も間近だ。「デスパイネグラシアルというところも8月中には合流できると思う。(合流時に現状と同じく)つながりを持たせた中でいい試合をしていくことが大事」と先を見据え力を込めた。ますます充実していく戦力を駆使し、3年ぶりのリーグVと4年連続の日本一に向けた最高の8月とする。 (山田孝人)

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