J1鳥栖8戦目で今季初勝利「肝」の20歳が2戦連続先制弾

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆明治安田生命J1第8節 FC東京2-3鳥栖(1日、味の素スタジアム)

 サガン鳥栖がFC東京を3-2で破って今季初勝利を挙げ、勝ち点7として順位を12位に浮上させた。前半30分に20歳の石井快征が2戦連発となる先制弾。一度は追い付かれたが、森下龍矢(23)のゴールで突き放し、後半も加点した。大分はホームで鹿島に1-4で大敗し、4連敗となった。

■今季8戦目

 ようやくサガンの選手が破顔した。前節まで7戦2発だった攻撃陣が一挙に3得点。8試合目で待望の今季初勝利に、金明輝監督は「選手がハードワークしてくれた」とたたえた。

 口火を切ったのは20歳の石井だ。前半30分、右サイドからのこぼれ球に反応し、右足で豪快に振り抜いた。左足でJ1初得点を決めた前節に続く2試合連続の先制弾に「前節と似た感じでボールがこぼれてきたので流し込むだけだった」。ゴールを決めても金監督が「きょうは石井が肝」とみた前線からの守備を怠らず、相手のパスを寸断させて勝利に貢献した。

 石井は新型コロナウイルスの影響でリーグが中断した間、同じ下部組織出身の松岡を誘い、鳥栖が伝統的に鍛錬の場にしてきた朝日山(佐賀県鳥栖市)の階段上りに挑戦した。「昨年、なかなか試合に出られず、何かを変えないといけないと思った」とプロ2年目の今季は危機感がある。

 中断中には高橋秀が企画したインスタライブに出演。高橋秀から2018年のホーム最終戦(対横浜M)で元スペイン代表フェルナンドトーレスがJ1残留を大きく引き寄せた勝ち越しゴールの映像を見せられ「鳥栖が厳しい状況の時に点を取る選手になってほしい」という期待の言葉に「リーグが再開したら爆発する」と約束していた。

 有言実行の連発にも欲は尽きない。「点を取れるとチャンスをもらえる。もっと得点にこだわる」とどん欲なストライカーが低迷していた鳥栖を上昇気流に乗せる。 (末継智章)

PR

サガン鳥栖 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング