松中信彦氏のおい「おじさんが出られなかった甲子園に行きたい」目元も打撃フォームもそっくり

西日本スポーツ 松田 達也

 全国高校野球選手権熊本大会の代替となる「2020夏季熊本県高校野球城南地区大会」は3日、熊本市のリブワーク藤崎台球場で決勝があり、秀岳館が8-1で南稜を破って優勝した。福岡ダイエー、ソフトバンクでプレーし、2004年に三冠王を獲得した松中信彦氏のおいの松中優汰(3年)も途中出場で活躍。高校最後の夏を笑顔で締めくくった。

 最後の打球を誇らしげにつかんだ。7点リードの9回2死。秀岳館の一塁を守る松中優汰(3年)がフライをグラブに収めた。「ベンチに入れなかったメンバーもいる。みんなで優勝しよう、と思っていた」。ソフトバンクで活躍した平成唯一の三冠王、松中信彦氏のおい。強打者によく似た目元がゆるんだ。

 6回の守備から途中出場。4点差に迫られた6回2死二塁は中直に倒れた。「自然に似てきた」という現役時代の松中氏そっくりの打撃フォーム。最後の試合は2打数無安打に終わり「あまり打てず、チームに迷惑をかけた」と悔やんだ。

 野球を始めた直後から松中氏の助言を受けた。同じ高校(松中氏の在籍当時は八代第一)に進学。「おじさんが出られなかった甲子園に行きたいと思った」。最後の夏は思わぬ形で大舞台への道を閉ざされたが、仲間と歓喜を味わえた。

 大会前、松中氏から「調子に関係なく、思い切って振っていけ」とアドバイスされた。大打者を追いかけた3年間は「比較されてプレッシャーに感じたこともあった」といいながらも「身近にあんな偉大な方がいて、すごいと思う」と笑った。

 大学に進んで野球を続ける意向。「おじさんは高校を卒業してから花開いた、と聞いているので」。輝く未来へ、次の一歩を踏み出す。(松田達也)

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