ソフトバンク1軍スタッフ陽性で楽天戦への影響は 選手「陰性」確認して仙台へ移動

西日本スポーツ 倉成 孝史

 福岡ソフトバンクは3日、30代の1軍チームスタッフ1人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定されたと発表した。1日にはファームで調整していた長谷川勇也外野手(35)が陽性と判定され、球団はペイペイドームで予定されていた2日の西武戦を中止。3日の同ドームでの全体練習は感染予防に細心の注意を払って行った。1軍はこのチームスタッフ以外の86人が陰性と判定され、チーム本隊は4日からの楽天戦に備えて仙台市に移動した。

 開幕後ではプロ野球界初となる選手の新型コロナウイルス感染が確認されたソフトバンクに、また新たな陽性者が出た。

 「発表事項の調整に時間を要して」(球団広報)予定より3時間遅れの午後10時から行われたオンライン会見で、三笠ゼネラルマネジャー(GM)は30代の1軍チームスタッフ1人がPCR検査で陽性判定を受けたことを発表。このスタッフは、3日午前9時半からペイペイドームで行われた全体練習でも集合時にグラウンドにいたが、練習時には外れたという。遠征先の仙台には移動せず自宅待機となった。

 このスタッフと業務上で最も接触があったのは、球団の調査によるとスタッフ2人。この2人も仙台には移動せず、今後は一定期間の自宅待機となった。ただ、今後の保健所の判断によっては選手、首脳陣が濃厚接触者とみなされる可能性も否定できない。そういった事情もあり、球団は対応に追われた。

 3日、1軍本隊は全体練習後、航空機2便に分乗して仙台へ移動した。1日に長谷川が陽性と判定されたことを受けて、ファーム施設を利用している1軍の選手、スタッフ7人は1日夜にPCR検査を受検。この7人は2日に全員が陰性と判定され、3日午後2時前の便で仙台へ移動した。

 7人以外の1軍選手や首脳陣らは、西武戦が中止となった2日に本拠地でPCR検査を受検。陽性と判定されたスタッフ以外の86人は陰性と判定された。だが当該スタッフは、選手らの陰性判定が出た3日昼すぎの時点で「要再検査」とされ、その後、再び検査を受けたという。

 2日の時点で三笠GMは一般客への影響なども考慮して陰性の結果を踏まえて移動させる考えを示していたが、3日午後5時発の航空機に選手、監督が乗り込み、仙台に到着するまでに結果は発表されなかった。三笠GMは「接触状況とPCR検査で(移動した)本人たちが陰性であると鑑みて、移動には差し支えないと専門家のアドバイスを頂いたので」と説明した。

 4日の楽天戦は開催予定だが、新たな感染者が出る恐れもあり、予断を許さない。またファームやリハビリ組の検査結果は4日以降の発表となる。未曽有の事態で、首位を走るチームに大きな暗雲が垂れ込めている。 (倉成孝史)

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