ソフトバンク・サファテ帰国へ…再び股関節手術も 日常生活でも支障、現役続行に暗雲

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクのデニス・サファテ投手(39)が手術歴のある右股関節の検査を受けるため、近日中に帰国することが5日、分かった。2018年4月にメスを入れた箇所に先月中旬になって痛みを発症。私生活にも支障が出ており、球団とも協議して米国の主治医の判断を仰ぐことになったとみられる。再手術に踏み切る可能性もあり、名球会入りの条件であと16と迫っている通算250セーブ達成にも厳しい状況へ追い込まれそうだ。

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 キング・オブ・クローザーが、再び米国に戻ることを決断した。2年ぶりの1軍登板に向け、地道なリハビリと懸命なトレーニングを続けてきたが、近年苦しめられている右股関節の痛みが再発した。日常生活にも影響を及ぼすほどの症状になったため、シーズン中ながら帰国し主治医の意見を求めることになった。診断結果次第では、再手術に踏み切ることも選択肢に入っているという。

 5日にはリハビリ組のチームスタッフが新型コロナウイルス陽性の判定を受けたが、サファテは陰性判定を受けており、濃厚接触者に該当しないとの判断から日本をたつことになる。再手術となれば少なくとも今季中の復帰は絶望。2019年から来季までの3年契約を結んでいるが、40歳シーズンとなる来季の現役続行にも暗雲が漂う。

 完全復活を期した今季は2月1日から春季キャンプに参加しブルペン投球も披露した。1年ぶりの対外試合登板となった3月3日のヤクルトとのオープン戦(ペイペイドーム)では最速144キロをマーク。1回無失点に抑えていた。

 ただ、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れると、自主練習期間中だった4月末に家庭の事情で一時帰国した。その間も週に5日間のトレーニングに励み、チームに再合流した7月4日にはいきなりブルペン投球を実施。「2週間あれば試合で投げられると思う。体の状態はすごくいい」と手応えを口にしていた。

 一度は2軍練習にも加わったが、その後に患部の状態が悪化した。打者への投球を再開する前に異変を訴えた。今季は新型コロナによる特例措置で1軍の外国人枠が1増の「5」に拡張され、復活を後押しする環境も整っていたが、1軍の舞台に戻ってくる日は遠のくことになる。

 15年から3年連続で最多セーブのタイトルを手にし、17年にはシーズン54セーブのプロ野球記録を打ち立てた。同年はパ・リーグMVP、日本シリーズMVPに加え、正力松太郎賞も受賞。すでに球史に名を刻んでいる39歳の剛腕は、あと16と迫りながら達成へのハードルが高くなっている通算250セーブへ望みをつなぐためにも、最善の方法を求めて海を渡る。

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