Jリーグただ1人の男性チア スカウト秘話と「ならでは」の武器

西日本スポーツ 向吉 三郎

 今季から活動しているアビスパ福岡のオフィシャルチアリーダーズにJリーグ唯一の男性チアリーダーがいる。バトントワリング日本代表のTAKARA(23)=本名・米岡宝。チームは7月25日のホーム岡山戦でデビューした。「スタジアムで360度に観客がいる中の演技は初体験。試合の熱気もあって自分自身もすごく興奮した」。チアリーダーズは8月8日の甲府戦にも登場。勝利へのエールを送る。

 TAKARAは熊本市出身。母親が同市で開く教室でバトントワリングを始めた。2015、17、19年と世界レベルの大会でメダルを獲得。現在は熊本マリスト学園中・高で体育を非常勤で教えながら、バトンの活動に取り組んでいる。

 福岡のオフィシャルチアリーダーズは、オーディションでKANAら地元チアダンスチームRFCのメンバーなどが選ばれた。2月末の開幕を前に、RFCがイベントなどで一緒になったTAKARAを、男性ならではのアクロバティックな動きが「目玉になる」と“スカウト”した。TAKARAは「『Jリーグ初』という試みにひかれた」と加入を決断。メンバー13人のうち男子1人の環境にも「バトントワリングもそういうのが多かった」と挑戦の高揚感が上回ったという。

 新型コロナウイルスの感染拡大でリーグ戦が中断。デビューは大幅に遅れたが「(ビデオ会議アプリの)Zoom(ズーム)などで意見交換ができた」。1-0で制した岡山戦ではバック宙の連続回転を披露。「これからもいろいろな人にパフォーマンスを見てもらいたい」。“勝利のバック宙”がベススタの新名物になる日は近い。 (向吉三郎)

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