女子ケイリンの注目ヒロインに中野浩一氏が太鼓判「メダル取れる」

西日本スポーツ 末継 智章

 自転車トラック種目の東京五輪日本代表に決まっている選手の激励会が8日、本番の会場となる静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで行われた。世界選手権男子スプリント10連覇の偉業を持つ中野浩一選手強化委員長(トラック)は女子ケイリンの小林優香(日本競輪選手会)=佐賀県鳥栖市出身=にメダル獲得への課題として精神力の強化を促した。

 福岡県久留米市出身の中野委員長は、久留米競輪場をホームバンクにしている小林を「後輩みたいなもの。メダルを取れる力は十分にある」と絶賛。ただし“先輩”として「精神的にもろいところがある。この1年で精神力を鍛えれば結果を残せる」と厳しい指摘も忘れなかった。

 課題は小林も自覚している。昨年1月のアジア選手権では得意のロングスパートを武器に、後に世界女王となる李慧詩(香港)を撃破。地力を証明したが、今年2、3月に行われた世界選手権では仕掛けきれずに敗者復活戦で敗れ「自分に必要なのは闘争心。考えすぎず、頭の中をシンプルにすることが勝利への鍵」と痛感した。

 7月下旬から8月上旬にかけて五輪本番と同じスケジュールで臨んだ模擬レースでは、日本競輪選手養成所の男子選手候補生たちのマークを振り切り、全レース1着。「周りがよく見えていた。ゾーンに入れば無敵だと感じた」と自信をつけた。コロナ禍の影響で国際大会の予定がなく、当面はガールズケイリンで実戦感覚を磨く。小林は「中野さんとは同じ久留米で運命を感じる。私はケイリンでメダルを取る」と“大先輩”の活を励みに変えた。 (末継智章)

PR

スポーツ アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング