ソフトバンク千賀が求める「山本由伸」という刺激 11日初の投げ合い

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 11日のオリックス戦に先発する福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(27)が、同カードのオリックス先発、山本由伸投手(21)との「ガチンコ勝負」を前に気持ちを高ぶらせた。球界を代表する両右腕が先発で投げ合うのは初めてとなる。昨季、最優秀防御率のタイトルを手にした6学年下の山本に、千賀も興味津々。剛腕から新たな刺激を受け、本来の投球を取り戻すきっかけにする狙いだ。

 スカッとした投球をなかなかできない。千賀は登板前日の取材でも硬い表情だった。だが投げ合う相手の話題になった瞬間、頬が緩んだ。「由伸(山本)ですよね? すごい楽しみにしていますよ」。先発では初の投げ合い。まだ本領発揮とは言い切れないエースのテンションも自然と上がるマッチアップだ。

 千賀が最速161キロの直球に加え、お化けと称される落差を誇るフォークや150キロに迫るカットボールを投げれば、対する山本も150キロ台中盤の直球に、いずれも150キロ近いツーシーム、カットボール、スプリットを投げ分ける。いずれも球界を代表する本格派だ。

 6学年下ながら、千賀は山本の能力の高さを認める。「(試合中に)横で見るのは初めてかな。あれだけのボールを放れる選手なので。楽しみながらというところと、まずは(山本から)伝わってくるものがどういうものか感じたい」。一流のボールの操り手からの刺激を求めている。

 だからこそ、長くマウンドに立っていなければならない。ここまで5試合に投げ3勝1敗と勝ち越しながら、防御率4・25。さらにまだ7イニングを投げていない。右腕は「まずは自分がちゃんと放ることが一番。由伸も(含めて)何も感じる余裕がないまま終わってしまうのはもったいない」と自身を奮い立たせた。

 前回登板の4日の楽天戦では6回3失点で勝ち投手の権利を手にしたが、8回にモイネロが浅村に2ランを浴びて逆転負け。この敗戦が響いてチームは楽天戦2勝4敗で6カードぶりに負け越し、一時2位に転落する悔しさも味わった。

 「ホームに帰ってくるし、仕切り直して、チームみんなで一戦一戦いい戦いができればと思う」。千賀は前を向く。球界最高峰の剛腕対決を制し、チームに追い風を吹かせる。 (鎌田真一郎)

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