ソフトバンク城島氏が高校球児トライアウト視察へ 独自の視点で逸材チェック

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの城島健司球団会長付特別アドバイザー(44)が、8月末と9月上旬の「プロ志望高校生合同練習会」を視察することが10日、分かった。今年の高校野球はコロナ禍で春の選抜大会、夏の選手権大会と地方大会が中止。練習会は実力を披露することが困難となったプロ志望の高校3年生の進路活動の一環として開催され、今秋のドラフト会議へ向けて球団は全スカウトを派遣予定。経験豊富なレジェンドも“フル参戦”して、独自の視点で将来のタカを支える逸材を見極める。

 10日に開幕した「2020年甲子園高校野球交流試合」は、初日から大分商などの球児が聖地ではつらつとプレーした。ただ、大会は原則無観客での開催で、入場は控え部員や保護者らに限定。当然ながら、プロ野球のスカウト活動にも「制限」がある。

 通常の夏の選手権大会には、各球団のスカウトが集結するが、今回入場を許されるのは各チーム1日2人まで。地方大会も中止で試合数が激減したことに加え、代替の独自大会も基本的に無観客開催。各球団ともにスカウト活動は困難に直面しているのが事実だ。

 今回の交流試合も10月26日のドラフト会議へ向けた貴重な機会だが、32校が各1試合ずつを戦って終了する。もちろん、出場できないチームの方が圧倒的多数とあって、プロを目指す高校3年生にとって実力を披露する場が今年は極めて少なくなっている。

 これを踏まえ、日本高野連と日本野球機構は8月29、30日(甲子園)と9月5、6日(東京ドーム)に「プロ志望高校生合同練習会」を開催。ホークスも全スカウトを派遣してチェックする方針で、ここに頼もしい「助っ人」が加わる。城島アドバイザーだ。

 昨年末の就任会見では「何ができるか分からないし、何をやるか決まってないんです」と話したが、日米で活躍したレジェンドへの期待は大きい。王球団会長や工藤監督には主に選手への助言などを求められる一方で、球団から編成面での役割も期待されている。

 春季キャンプ視察後の2月下旬には球団編成担当とともに渡米し、フロリダで米メジャーのキャンプなどを視察。スカウト陣らと視察する計画があった選抜大会は中止となり、人数制限のある甲子園交流試合も視察は断念したが、「合同練習会」は2会場ともに“フル参戦”する予定だ。

 王球団会長は「彼は日米の野球を知っている野球界を変えたキャッチャー。チームに新たな風を吹き込んでくれることを大いに期待しています」と独自の視点と多角的な助言でのサポートを期待する。コロナ禍でスタートは少し遅くなったが、卓越した「ジョーの目」が未来のホークスを担う逸材を見極める。

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