明豊が「甲子園だヨ!20人全員出場」で大団円 プロ志望明言のエースも快投「帰ってきた」

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 ◆高校野球甲子園交流試合 明豊4-2県岐阜商(11日、甲子園)

 第2日は明豊(大分)と創成館(長崎)の九州勢2チームが登場。ベンチ入り20人全員が出場した明豊は県岐阜商に4-2で競り勝った。先発したエースで主将の若杉晟汰(3年)も快投を見せた。

 最速は139キロ。それでも、右打者の懐へ、左打者には外へ逃げていく120キロ台のスライダーの制球がさえ、伝統校相手に7回1失点。「『帰ってきた』という気持ちでした。ウキウキしていました」。九州屈指の左腕が昨春の選抜大会以来となった甲子園のマウンドで、その実力を存分に見せつけた。

 昨春の選抜大会で、2年生ながら4強進出に貢献。昨秋の九州大会を制し、初の日本一を狙うはずだった今春の選抜大会が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、さらに夏の大会までもがなくなった。

 「そこがどん底。でもスポーツは逆境を乗り越えるためにやっている。ここで負けたら、スポーツをやる意味がない。ぐっとこらえて頑張れ」と川崎絢平監督はあえて厳しいハッパを掛け、主将でもある若杉は「日本一はなくなったけど、この1試合が甲子園の決勝のつもり」と決意。燃えるエースは、1回に3者連続三振と完璧な立ち上がりを見せた。7回まで長打を一本も許さない被安打6、9奪三振と完投は逃したものの「チームに貢献する投球ができました」とベンチ入りした20人が全て出場した全員野球での快勝を喜んだ。

 今後は「プロに行くつもり」とプロ志望届を出す意向も明言。甲子園での好投をステップに、さらに上のステージへ駆け上がるつもりだ。(喜瀬雅則)

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