「ピッチング」をしていない千賀 勝ち運ある間に立て直せ/斉藤和巳

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク8-7オリックス(11日、ペイペイドーム)

 今年の千賀は初回に目いっぱいで入り、2、3回から強弱をつけるイメージがあった。それがこの試合では球速は同様に出ていても抑え気味で入ってきた。自分の中で変化したい思いがあったのだろう。結果も出ていただけに5回は最少失点でいってほしかった。

 3回を投げ終えての森山投手コーチの談話で「力みがある」と指摘があった。気になったのは4回2死の場面だ。西村から三振を奪う前、フォークが続けてベースの手前でワンバウンドしていた。その力みが5回につながったのかは分からないが、逆転までされてしまったのはいただけない。

 エラーが絡んだピンチとはいえ5-0。状況的にも2、3点の失点なら許される場面だった。逆転した後の7回から交代したが、負けている展開のままならどうだったか。逆転してもベンチにそうさせなかったのは、千賀がそういう姿を見せたということだろう。

 きつい言い方をすればいまはピッチングをしていない。本人はしているつもりでも、18.44メートルを使いこなせずにマウンドだけで終わっている。自分の調子が良くても悪くてもまず考えるのはチームを勝たせる最善策は何かということ。これで4勝目。勝ち運、流れがある間に立て直す必要がある。 (西日本スポーツ評論家)

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