「便乗」できたソフトバンク松田宣/藤原満

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク6-0オリックス(12日、ペイペイドーム)

 5回は最高の形で点が取れた。5番打者から下位打線につながって2点。好投していた田嶋の初球を捉えた9番の松田宣はいい流れに「便乗」できた。2死からの2点打は大きかったし、こうなれば打線の切れ目もなくなる。チームにも本人にも明るい材料だ。

 ここまで苦しんでいるとはいえ、本来の松田宣は9番を打つような選手ではない。この日は8回にも初球を適時打にして、打線が「柳田頼み」ではないところを見せてくれた。投手を休ませるのも打者の仕事だし、終盤の追加点はその意味でも大きかった。

 それにしても、柳田の存在感は際立っている。先頭だった6回の三塁打、チャンスを広げた7回の右前打はいずれも貴重な追加点に結びついた。打率も3割9分台に乗り、4割にまた一歩近づいた。コロナ禍など暗い話題も多い中、ファンに夢を見せてくれている。

 現在の同一カード6連戦は来週まで。来週は苦手の千葉でのロッテ戦が待つだけに、ここまで7勝1敗のオリックス戦は地元で六つ勝つつもりで臨んでほしい。混戦が続き、首位で並ぶ楽天も負けない以上、自力で勝ち星を積み上げるしかない。 (西日本スポーツ評論家)

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