ソフトバンク永井編成育成本部長が高校生の逸材12人を分析「柳田に似た雰囲気」「リリーフの適性感じる」「上位指名の候補」「そういない」

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

■甲子園交流試合を視察

 2020年甲子園高校野球交流試合は17日に全日程が終了した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でプロ野球のスカウトは視察の機会が激減し、ソフトバンクのスカウト陣も3月から約3カ月間の活動自粛を強いられた。そうした状況下で久々に“全国大会”を視察した永井智浩編成育成本部長兼スカウト・育成部長に、交流試合で目立った逸材を挙げてもらった。

 まず九州勢から。大分商の右腕・川瀬堅斗は「春のイメージよりもだいぶよくなっているし、調整能力が高い」。明豊の左腕・若杉晟汰は、身長173センチと投手としては小柄だが「体のバランスもよく大崩れしない。上(1軍)でも、早めにゲームに使えるタイプ」と見ている。鹿児島城西の右腕・八方悠介も「あらゆる球種を思ったところに投げられる制球力があるし、独特のフォームも自分のものになっている。あのまま体に力が付けば、非常に楽しみ」と評価した。

 交流試合には出場していないが、188センチの長身で最速153キロを誇る福岡大大濠の右腕・山下舜平大は「コロナ禍で良かった、悪かったの両面があるでしょうけど、山下君は練習の自粛期間にトレーニングがしっかり積め、体が一回り大きくなって球に力が付いた。楽しみな素材です」と分析した。

 中京大中京の右腕・高橋宏斗は「こういう舞台でアピールしてやろうという姿を見ても性格的にプロ向き。魅力たっぷり」。明石商の右腕・中森俊介についても「16日に投げたときも状態は良くなかった。高校生最後の試合だとがむしゃらに投げてしまいがちですが、彼は状態を見極めて試合をつくった。投手としてセンスを感じる」という。

 智弁和歌山の右腕・小林樹斗は「強い球が投げられて、短いイニングを力いっぱいいける。リリーフの適性を感じる」。日本航空石川・嘉手苅浩太は191センチの長身右腕で「めちゃくちゃ面白い素材。大味に見えて、指先の感覚もいいですからね。魅力たっぷり」と潜在能力に期待する。

 右打者で名前を挙げたのは2人。東海大相模の4番左翼・西川僚祐は「いいスイングだし、体(186センチ、92キロ)もいい」。花咲徳栄の4番三塁・井上朋也も「右で大きいのを打てるバッターは、そういない」という。左打者では、明石商の1番中堅・来田涼斗が「うちの柳田に似た雰囲気がある」。履正社の3番三塁・小深田大地も「スイングが力強い。上位指名の候補の中に入ってくる一人」と評価した。 (喜瀬雅則)

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