「延期が決まり落胆した」五輪代表が後輩に漏らした本音/トップアスリートが高校生の質問に答えます (2ページ目)

西日本スポーツ 向吉 三郎

 川上選手「試合になったら、いつも緊張して練習でやっていることを全て出し切ることができないのですが、どのような気持ちで試合に挑んでいるのか教えてください」

 徳田選手「試合前のルーティンを教えてください」

 「練習以上のものは出せない。しかし、試合では常に最高の状態で挑まなければなりません。緊張することは決して悪いことではありません。しかし、程よい緊張(プレッシャー)が大事になります。私自身も緊張をほぐすため、ルーティンを取り入れています。私は海の上でレースをするので、風のチェック、雲のチェックなどの後、深呼吸をしてレースに挑みます。私の考えは『ルーティン=勝つための準備』と考えています。

 しょうもないことで負けてしまうことが一番やってはいけません。靴ひもがほどけたとか、髪の毛が目に入ったなど、練習の努力を台無しにしてしまうことが選手としての弱さになります。そのようなことをなくすために、自分のパフォーマンスを最大限出せる準備を整えることが必要です。

 深呼吸については吐く方に意識をしています。緊張、疲れなどを体の中から吐き出し全てをリセットするイメージで試合に挑みます。これは練習の時からやっています。つらい練習やいらいらしたときに全てをリセットするためにしています。これが練習からしているマインドコントロールの練習になります」

 石井選手「大学入学までの体力増加やトレーニング方法について取り組んでほしいことがあれば教えてください」

 「まずは、高校時代になりたかった自分と大学生になったらなりたい自分を紙にまとめてください。トレーニングを始めるにあたって必要なのは、反省と理想です。まずは自分を知ること、自分をどう変化させたいのかをまとめることが重要です。なれなかった自分となりたい自分を真剣に考えること、それが自分の成長につながります」

 松本汰選手「高校生のころ、生活で気を付けていたことはありますか」

 「食事について気を付けていました。朝、昼、晩のバランスや栄養などに気を配っていました。これは監督の意思でもありました。白米ではなく玄米を食べたり、野菜の量や食べる順番などに気を付けたりしていました」

 樗木選手「私はキャプテンをしているのですが、3年生はモチベーションが上がりません」

 「モチベーションのアップダウンは必ずあります。そんな中、『気持ちを切り替えよう』『やる気出せ』などの言葉は心に刺さりにくいです。必ずチームで話し合う機会を設けなければなりません。ゴールへともに向かわなければ、勝てる試合も勝てないでしょう。それがチームスポーツです。中途半端な話し合いではなく、真剣な話し合いには、他者も真剣に向かい合います。高校生だから本音を伝えるとか恥ずかしい部分もありますが、これも人生の一つの試練、勉強だと思い、頑張ってください」

 ※独自大会中に高校に回答を渡しました。

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