奇策当たった辻監督、平井の先発またある? 苦笑しつつも否定せず

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 ◆オリックス4-6西武(20日、京セラドーム大阪)

 プロ211試合目。昨季はリーグ記録の81試合に登板した「令和の鉄腕」にとって、4年目で初めて踏んだ真っさらなマウンドだった。「自分の役割、果たせたんで良かったかな」。そう笑った平井の右手にはプロ初の先発勝利のウイニングボール。チームも7連敗の後、1分けを挟んで5連勝と勢いづいてきた。

 6連戦の3戦目は先週まで4週連続でアンダースローの与座。ところが、直前の2週は5回持たずに降板して連敗。そこで木曜日を「ブルペンデー」に設定した首脳陣は、タフな平井を先発に指名。16日に通達された右腕は「中継ぎの調整よりも、ランニングの量を増やしました」と緊急の?スタミナ対策まで準備万端だった。

 初回は先頭の福田に一塁内野安打、吉田正には四球を許した。2人はいずれも二盗を試みてセーフの判定だったが、2度とも辻監督のリクエストが成功して判定が覆った。平井も「(捕手の森)友哉が刺してくれて、打線も2回までに2点。いいリズムで投げられました」と感謝した。

 2回から4回までは三者凡退。5回無死二塁のピンチもしのいだ。「絶対、僕自身も勝ちを取りにいきたかったんで良かったです」。中3日登板のショートスターターのはずが、5回を2安打無失点で投げきった。

 わずか55球の省エネピッチに「5回まで行ってくれたら御の字。これで調子に乗って、先発で、とか言ったら…」と苦笑いの辻監督だが、平井の“急場の先発起用”には「選択肢の一つにはなるかな」。今後の貴重なオプションとなりそうだ。 (喜瀬雅則)

PR

埼玉西武ライオンズ アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング