ムネリン明かした、BC栃木入りの可能性は「ギョーザがおいしいかどうか」

西日本スポーツ 末継 智章

 福岡ソフトバンクや米大リーグなどで活躍した川崎宗則内野手(39)が24日、独立リーグ、ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスの練習に参加。昨季在籍した台湾プロ野球に加え、日本の独立リーグでの現役続行を選択肢に加えたことを明かした。国内球団入りなら2018年3月にソフトバンクを自由契約になって以来。今年初めて受けたという本格的なノックで軽快な動きを見せた川崎は、栃木入団について27日までの練習参加を踏まえて決断する意向だ。

 ブランクを感じさせなかった。川崎は無所属の今季、鹿児島の実家や福岡市の自宅で自主トレーニングを続けた。本格的なノックを受けるのは今年初めて。炎天下で息を切らす場面はありながらも、イレギュラーバウンドに瞬時に反応し、華麗なジャンピングスローまでしてみせた。

 「公園でダンスみたいに(ノックの)イメージトレーニングをしてきたから。周りから見たら変な感じで、通報されなくて良かったなあ。おかげで思ったよりもボールに対して怖くなかった」。約2時間の練習では若手選手に助言。19歳の内野手にノックを受ける際の心構えを問われ「細かいところより、いかに一つアウトを取るかを考える」と答えた。送球の乱れは指摘せず、好捕するたびに「いいじゃん!」と声を掛けて自信を与えた。

 練習後、現役継続へのプランを口にした。「試合にまず出たい。NPB(日本野球機構の12球団)は考えていなくて(日本の)独立リーグか台湾かなと思っている」。今回の練習参加は、元ソフトバンク2軍外野守備走塁コーチで、現在は栃木の関連会社で社会人野球などに携わる五十嵐章人氏(52)から誘われ「1・5秒ぐらいで決まった」と即断。栃木県に来たこと自体初めてというが、球団とは縁がある。

 2006年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で二遊間を組んだ元阪神の西岡剛内野手(36)の存在だ。川崎は自律神経系の病気で18年3月にソフトバンクを退団。西岡が同年10月に阪神から戦力外通告を受けた後、川崎は福岡で一緒に練習した。翌19年、西岡は栃木でプレー。川崎は「病気になった時に福岡まで来てくれて。こんなところ(栃木)もある、良かったらおいで、とアドバイスしてくれた。僕が再び野球と向き合うきっかけになった」と振り返る。

 栃木とは4日間の練習を経て今後について話し合うという。病気の現状について「皆さんが持っている腰痛と一緒で、これからも付き合っていく」と険しい表情で答えたが「野球が好きで、野球がやりたいからここにいる」と強調。入団の可能性を問われ「(宇都宮名物の)ギョーザがおいしいかどうか」とムネリン節を全開させた一方、廃校になった小学校の体育館を室内練習場にしている練習環境を「すごく充実している」と絶賛した。

 「調子がいい時を10とするなら今は?」と問われた川崎は「35くらい」と自信を見せた。ルートインBCリーグの今季公式戦は10月まで。川崎の答えに注目が集まる。 (末継智章)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ