苦悩のエースが繰り返した決意の言葉 ソフトバンク千賀「それだけです」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

■2戦連続6失点中

 25日のオリックス戦(ペイペイドーム)で先発する千賀滉大投手(27)が24日、短い言葉に決意を込めた。ここまで7試合に投げ4勝2敗と貯金をつくってはいるが防御率は4・29。にわかに信じられない数字が残る。投球フォームの試行錯誤が続く右腕が無失点に抑えた試合はまだなく、投げるたびにフラストレーションがたまっている。

 普段は質疑に対し、自分の言葉ではっきりと答える大黒柱が、この日は決め込んだかのように、どんな質問にも同様の答えを繰り返した。

 「しっかり自分の投球ができるように。それだけです」

 11日のオリックス戦では味方のミスも絡み自責点こそ0だったが、T-岡田に満塁本塁打を浴びるなど6回6失点で降板。18日のロッテ戦では自己ワーストの12安打を許し、7回途中まで投げて2戦連続6失点で2敗目を喫した。

 ペイペイドームでの投手練習で悩めるエースがキャッチボールを行う姿には、工藤監督をはじめ首脳陣から多くの視線が注がれた。前回登板の翌日、19日に話し合いの場を持った指揮官は「もがいていい。その中でコントロールできて、スピードボールも投げられる自信を持てるものをつくってもらうことが大事。一日も早く取り戻してほしい」と奮起を促した。

 たとえ本調子ではなくとも、寄せられる期待は大きい。あえて言葉少なになったエースは、もがき苦しみながら導き出した答えをマウンドの上ではっきり示すつもりだ。 (鎌田真一郎)

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