「苦労が丸分かり」HKT炎天下で配達代行体験 ライバル店からエールも

西日本新聞 古川 泰裕

 日本最大級の宅配サービス「出前館」の福岡エリア公式アンバサダーに任命されたHKT48のメンバーが25日、福岡市内で配達代行業務を体験した。3日間ある体験期間の初日で、村重杏奈(22)、田島芽瑠(20)、渕上舞(23)が担当した。福岡市の最高気温が今年最高の38度を記録する中、3人は、配達員が実際に使っている電動アシスト付き自転車に乗って、炎天下の福岡を疾走した。

 出前館の配達スタッフが3人をサポート、注文のあった料理店で品物を受け取り、代行で配達した。出発前に「アルバイトをしたことがないのでわくわくしています!」と意気込んでいた田島は、早速、カレーライスの注文を受け、初めての配達代行をそつなくやり遂げた。「電動アシスト付き自転車ってこんなに走りやすいんだ」と、汗をぬぐって感謝した。

 福岡市を拠点として活動するアイドルだけあって、配達の道中、「大変でしょう、頑張ってね」と声を掛けられる場面も。よく見ると同業他社の配達員で「ライバルだった」と驚きのエールに笑顔を見せていた。

 体験を終え、夕方に拠点に戻った3人は、帽子を取ってほっとした表情。田島は「この炎天下で大事な商品を守りながら届けている人がいるという当たり前のことを、あらためて学んだ。いつも以上に『ありがとう』の気持ちを忘れずにいたい」と神妙に語った。

 スポーツドリンクを3本飲みながら自転車をこぎ続けた渕上は、担々麺を注文した若い女性が、HKTのライブにも来たことがあるファンだったという。「(渕上に気づいて)すごく手を振ってくれてうれしかった。久々にファンの方との交流を思い出しました」と笑顔を見せ、「大変さも実感したけど、お店とお客さんのどちらの笑顔も見ることができてやりがいを感じました」と話した。

 「バイトリーダー」を自称し、3人の中で最長距離を走った村重は「今までは自分も出前を頼む側の人間で、ちょっと配達が遅れると『遅いなぁ』みたいな…。今度から、絶対そんなこと思いません」ときっぱり。「今度から、マジで拝みながら受け取ります。苦労が丸分かり。働くって大変」と、村重らしい言葉で振り返っていた。(古川泰裕)

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