和田の粘りは若手の見本/西村龍次

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク4-3オリックス(26日、ペイペイドーム)

 試合の前半と後半で展開ががらりと変わった。オリックスを高谷が同点弾で止めた後、流れを引き寄せたのは間違いなく救援陣だろう。高橋礼から松本、森まで、5回途中から攻撃の雰囲気すら与えなかった。彼らが抑えたことがサヨナラ勝ちにつながった。

 高橋礼と松本はもともと先発経験のある投手だ。他球団ならローテで投げていてもおかしくない。その2人が、先発が降りた後の4イニング近くをするすると抑えたのが大きかった。層の厚さを生かした白星であり、こんな投手の使い方はソフトバンクにしかできない。

 個人的には松本は先発で見てみたい。直球に力があるのはもちろん、すごく器用な投手だ。今は千賀、東浜がローテの中心だが松本や笠谷はその下の世代。今後どう起用されるかは分からないが、今のうちに経験を積めるのならチームの将来を考えても大きい。

 その意味でもこの試合の和田は手本になる。松本の課題は崩れ始めると立て直せなくなること。本調子でなくても何とか粘れるのは投手にとって大切な要素だ。27日に先発する笠谷も同じ。チームが連勝していることも前向きに受け止めて、思い切っていけるところまでいってほしい。 (西日本スポーツ評論家)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ