ソフトバンク栗原が持つ「右投げ左打ち」では希少な技術/柴原洋

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク9-1日本ハム(28日、ペイペイドーム)

 栗原の2発は彼らしいバッティングだった。初回は内角のカットボールに対して左肘をうまくたたんで内側から前へ素早くバットを出せた。あの左肘の使い方とリストの柔らかさがあるから、右翼ポール際の打球が切れない。プロでも難しい技術を持っている。

 今季は内角をうまくさばいた本塁打を何本か打っている。普通の打者ならバットが遠回りしてしまい、ボールの外側をたたいてファウルにしてしまうことが多いコースだ。6回の2本目も内角の真っすぐ。こちらはある程度狙いを絞った上で一振りで仕留めた。

 栗原のように右投げ左打ちで、左腕の使い方がうまい打者は少ない。利き腕でない分、左腕の微妙な感覚が分かりにくいからだ。栗原は練習から左腕をより意識して使おうと努力していると聞いている。その姿勢が巧みなバット操作につながっているのだろう。

 グラシアルらが戻って打順も5番になり、気持ちも少し楽になったのではないか。4番ではプレッシャーもあっただろうが、走者をかえす役割を果たせるようになってきた。それがチーム2位の44打点にも表れている。打線は厚みを増し、いい流れになっている。 (西日本スポーツ評論家)

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