来日初登板で初勝利の西武ノリン 変幻自在のフォームに敵将は反則投球ではないかと球審に確認

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆楽天3-6西武(29日、楽天生命パーク宮城)

 伊達政宗の地元仙台で、遅れてきた舶来左腕が上々の初陣を飾った。獅子軍のしんがりを託された増田から勝利球を受け取ると、ノリンはにこりと笑った。「ようやくこの舞台に立つことができた。初勝利を挙げることができてうれしい」。6回5安打3失点。来日初登板初先発でいきなり勝ち名乗りを上げた。

 身長193センチの長身左腕が多様な戦法でイヌワシ軍をなぎ倒した。通常のオーバースローにサイドスローを織り交ぜる。クイック、トルネード気味、2段モーションなどフォームも自在だ。敵軍の三木監督を球審に反則投球ではないかと確認させるほどに幻惑した。

 米国で160キロを超す剛速球投手と渡り合うため、2、3年前から編み出した戦法という。「フォームの種類はたくさんあって今日の登板で全部使ったわけではない」と不敵な笑み。無四球で白星を挙げた先発投手は今季チーム初だ。「プロに入ってから攻めの投球を続けてきた。そのスタイルは変えないよ」と連戦連勝を予告した。

 期待されながら左肩のコンディション不良で出遅れ。そんな助っ人に、首を長くして待っていた総大将の辻監督は「開幕から計算していた。やっと上で投げて、体に問題なければローテーションでいってくれることを願っている」と浮上への救世主的な役割を託す。NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送再開前夜、獅子軍には頼もしいノリンがきた。 (小畑大悟)

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