工夫なきソフトバンク打線「一発頼み」からの脱却を/藤原満

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク3-0日本ハム(29日、ペイペイドーム)

 故障明けで先発したムーアが降板した後、松本が2回を完璧に抑えた。長いイニングを投げる先発が減った今はどの球団も6、7回が苦しい。ソフトバンクには高橋礼がいるし、松本も含めてここにつぎ込む駒がそろってきた。層の厚さを生かして整えた勝ちパターンといえるだろう。

 では打線はどうか。試合展開では8回の2得点が大きかったが、投手は2番手の玉井。先発の有原からは7回までに失策絡みの1点しか奪えなかった。この日の有原は完璧に近く、攻略が容易ではなかったのは確かだが、だからこそベンチの工夫が欲しかった。

 初めて先頭打者が出塁した6回も栗原を一塁に置いて3人が凡退。有原は制球のいい投手でエンドランも比較的かけやすい。28日の初回にエンドランやスクイズを多用していたが、例えば好投手に対しても足を絡めるなどして1点でも奪うことはできなかったか。

 本塁打が多い一方で、打率が低く得点が少ない傾向は昨年と同じ。それでも勝てているのは投手力のたまものだ。1カード3連戦となり、今後は登板順を変えていい投手をぶつけられるケースも出てくる。混戦が続くことを念頭に、一発頼みにならないような策を立てておきたい。 (西日本スポーツ評論家)

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