城島健司氏「今の高校生は野球がうめーよ」あえて名前を言わずに絶賛、どこがすごかったのか

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 2日連続で「プロ志望高校生合同練習会」を視察した福岡ソフトバンクの城島健司球団会長付特別アドバイザーが、今秋ドラフトの目玉の一人、福岡大大濠の山下舜平大の“空間制覇”ぶりを絶賛した。「具体的な選手の名前は挙げない」と前置きした上だったが、メジャーでもプレーした“捕手・城島の目線”で、この日唯一、150キロの大台に乗せた右腕のすごさを分析してくれた。

 「スピードガンで同じ140キロでも、速く感じる、感じない、投手が近く感じる、遠く感じるというのがある。同じ空間でも、いい投手はその空間が、近く感じるんですよ。150キロはすごいですが、それだけじゃないんです。数字で表れないところが難しい」

 マウンドから本塁まで18・44メートル。投手は、その空間を“自分のもの”にできるかどうか。山下は189センチの長身。そのリーチを生かせば、右腕を振り下ろす位置は、他の投手に比べて、打者により近くなる。だから「グラウンド形式での動きは、評価するところが、たくさんある」と城島アドバイザー。「山下」の名前こそ口にしなかったが「今の高校生は、野球がうめーよ。もし俺が高校生だったら(練習会参加を)遠慮しとくよ」と笑わせながら、その好素材ぶりを高く評価した。

 阪神で現役引退して以来、8年ぶりとなる甲子園来訪だったが「有意義な2日間でした」と満足げ。来月5、6日にも東京ドームで合同練習会が行われるが「東京も行きますよ」と次なる“逸材探し”に、早くも意欲満々だった。 (喜瀬雅則)

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 ◆プロ志望高校生合同練習会 各都道府県の高校野球連盟(高野連)が独自に開催する代替大会では、スカウトの視察が制限されるケースもある。選手が実力をアピールする機会を提供しようと、日本野球機構(NPB)と日本高野連が特例的に開催した。プロ志望届、合同練習会参加届を提出した選手が対象で、NPBスカウトや大学、社会人、独立リーグなどの関係者も参加する。甲子園球場では30日までで、9月5、6日は東京ドームで開催。今年のドラフト会議は10月26日に開催される。

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