北九州10連勝ならずも「大きな勝ち点1」 チーム得点王交代後に意地

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆明治安田生命J2第16節 栃木2-2北九州(2日・栃木県グリーンスタジアム)

 2位のギラヴァンツ北九州が栃木に0-2から町野修斗(20)、鈴木国友(25)のゴールで追いつき、勝ち点を35に上積みした。10連勝はならなかったが、水戸に敗れた徳島との勝ち点差を5に広げる価値ある同点劇だった。首位の長崎も新潟と2-2の引き分け、勝ち点36。福岡は千葉に後半終了間際に追いつき、2-2。勝ち点19で17位に後退した。

 快進撃は一時停止したが、勢いに陰りはない。1点を追う後半37分、途中出場の鈴木がゴール前から右足で押し込み、同点弾をねじ込んだ。価値ある今季2点目を奪ったストライカーは「点を取れてホッとしたが、できれば勝ちたかった」と本音がこぼれた。

 リーグ最多30得点を挙げる北九州に対し、栃木はリーグ最少の12失点。その堅守を崩すことができず、序盤から激しいプレッシャーをかけられて主導権を奪われた。

 前半30分に先制点を許すと、後半にも1点を追加された。2点を追う後半17分、鈴木が入ると、前線で186センチの長身を生かして起点となった。「少しずつ自分たちが回せる時間が増えた。前に、という力を出せれば、チームを勢いづけられると思った」。同29分に町野が1点を返すと、最後は鈴木が仕留めた。

 チームは前節の千葉戦、前々節の東京V戦も先制されながら、逆転勝利に持ち込んだ。この試合は引き分けにとどまったが、町野は「前半から相手を動かすことができた。それで終盤に相手も疲れてきた」とチーム全員で粘り強く戦った結果の勝ち点1を誇った。

 同じく引き分けた首位長崎との勝ち点1差をキープ。3位徳島が敗れ、価値ある勝ち点1となった。10試合連続の複数得点。チームトップ9得点を挙げるディサロが退いた後に奪った2点で総合力も示した。「後半は新しい選手が入って連動できた。大きな勝ち点1を取って帰れた」と小林監督は目を細めた。勝たずとも、強さを見せた意義のある一戦だった。 (松田達也)

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