ソフトバンク・グラシアル、直近6試合で5発…柳田上回るハイペース

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク4-5ロッテ(5日、ペイペイドーム)

 グラシアルが連日の強烈な「アッパー」をお見舞いした。2点を追う4回1死、美馬の初球、高めの直球を豪快に振り抜くと、高々と上がった打球は左中間テラス席まで届いた。2試合連続の一発は反撃の6号ソロとなった。

 「リードされていた展開だったので、何とかしたいと思っていた。(打球が)上がりすぎたのでどうかな、と思ったけど入ってくれて良かった」。ダイヤモンドを一周し、ベンチ前に戻るといつものように高谷を「KO」して喜びをあらわにした。

 チームメートもうらやむ鋼の肉体が驚異のパワーを生んでいる。直近6試合で実に5本塁打を放っており、1本のアーチに要する打数を表す今季の本塁打率は10・67だ。リーグトップの23本塁打をマークする中田(日本ハム)の10・39、同3位タイの20本塁打を放っている山川(西武)の10・45に遜色ない数字をたたき出しており、同じく20本塁打の柳田の11・85を上回っている。来日2年目だった昨季は規定打席不足ながら28本塁打を放って長打率1位に輝いた「カリビアンパワー」はだてではない。

 力だけでなく、技術も見せた。1点を追う6回1死一、三塁では美馬の外角低めに制球されたフォークを正確に捉えた。火の出るようなスピードで中前に達する同点打。「チャンスをつくってくれたので、いい打撃ができてよかった」。勝利には結びつかなかったものの、今季6度目のマルチ安打となり、連続試合安打は「8」に伸びた。ここまで17試合の出場で無安打はわずか3試合と確実性も備え合わせている。

 圧巻の打撃を見せる助っ人に対する工藤監督の信頼も当然厚い。「しっかり自分のバッティングができているから、結果も出ている。コンディショニングは確認しながらやっているので、(状態を)キープしてもらいたい」。2位ロッテに痛い連敗を喫しながらも、4日の試合まで10打席連続無安打だった柳田が2安打を放つなど明るい材料もある。カモメのサンドバッグでは終わらない。今日こそカウンターパンチを決める。(長浜幸治)

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