J1鳥栖が復帰戦で快勝…クラスター発生し監督や選手が感染、オンラインなどで意思疎通

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆明治安田生命J1第14節 鳥栖3-0横浜FC(5日、駅前不動産スタジアム)

 約1カ月ぶりの試合で大爆勝! 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生で第10節以降の4試合が延期となったサガン鳥栖が、公式戦に復帰してホームで横浜FCを3-0で破った。8月8日のアウェー鹿島戦以来の試合で、金森健志(26)のサガン移籍後初ゴールなど今季最多タイの3得点。今季ホーム初勝利を派手に飾った。勝ち点は10。大分トリニータはホームでFC東京に0-1で敗れて2連敗。

■コロナ乗り越え

 マスクで口元を覆った顔からのぞく鋭い視線が緩む。新型コロナウイルスから回復した鳥栖の金明輝監督が復帰戦を白星に導いた。「支えてくれた皆さんに感謝したい。選手も必ず勝つ、という気持ちを出してくれた」。8月8日の鹿島戦以来、28日ぶりの公式戦は、今季最多に並ぶ3得点の快勝で飾った。

 チームは金監督を含めて感染者が相次ぎ、クラスター(感染者集団)が発生した。クラブとして感染対策の不十分さを指摘されるなど、厳しい時期を過ごした。金監督が合流したのも、試合前日の9月4日。限られた準備期間の中でも、選手は試合から離れた期間にためたエネルギーを爆発させてはね返した。

 前半11分、右サイドのクロスを金森が左足で押し込み、先制点を奪った。相手を圧倒した序盤からの猛攻について、金森は「この中断期間を言い訳にはしたくなかった。体力的には厳しかった。負けたくない、という気持ちで戦った」と力を込めた。

 活動休止によって全体練習ができない期間は、オンラインを活用した練習などで、コミュニケーションを図った。監督不在に陥った時期も、チーム全体で意思疎通を図った。困難を乗り越えた選手たちに、金監督も「(条件が)難しい中、いいパフォーマンスをしてくれた」とねぎらった。

 今後は延期された試合が9月以降に組み込まれ、過密日程が待ち受ける。「延期となったチームには迷惑をかけた。この場を借りておわびしたい」と金監督。リスタートの1勝には、コロナ禍に負けず戦い抜こうとするチームの意地がこもっていた。 (松田達也)

PR

サガン鳥栖 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング