打法に工夫も…2ストライク後のファウル数に大差、ソフトバンク3―12ロッテ

西日本スポーツ 石田 泰隆

タカ番記者コラム「好球筆打」

 ◆ソフトバンク4-5ロッテ(5日、ペイペイドーム)

 不気味に、そして着実に接近している。大型で非常に強いとされる台風10号だ。2日続きで申し訳ないが、心なしか若干東寄りに進路を変えて北上しているようにも見えるだけに、今後の動きからさらに目が離せない状況となってきた。

 福岡を起点とする公共交通機関ではすでに陸海空の全てで6日から7日にかけての欠航、あるいは減便を発表しており、警戒の強さがうかがえる。ただ、ペイペイドームでのロッテ戦は開催予定。来場予定の方はとにかく身の安全を第一に足を運んでもらいたい。

 一方、こちらは不気味ではなく、やはり迫ってきた井口マリーンズだ。5日の直接対決第2ラウンドは6回に3失点して逆転を許しながら、直後の7回に3点を奪い返して再びひっくり返した。工藤ホークスからしてみれば2戦連続の逆転負けで、ゲーム差は1・5とさらに“距離”を詰められた。

 「今日のように2点取られてしっかり逆転したのは評価したい。じゃあ、見ていて調子が良いかというとそうではなかったので、もう少し早く攻略したい(したかった)とは思う」

 試合後、工藤監督は序盤に相手先発の美馬を攻めきれなかった打線について指摘していたが、個人的に気になったのはロッテ打線の粘りだ。特に2ストライクを奪われてからのバッティング。ここにホークス打線との差が見て取れた。

 この日、ロッテ打線のファウル(送りバントを除く)は計31球を数えた。そのうち2ストライク後は12球にのぼった。これに対し、ホークス打線のファウル数は計16球。そのうち2ストライク後は3球と、粘りの部分において負けた。

 もちろん、野球はファウルの数を競う競技ではない。試合状況によっても、打撃の中身は変わってくる。ただ、相手の1番打者加藤は2ストライクに追い込まれると打席内でスタンスを広げて(両打ちのため左打席時のみ)重心を落とし、ノーステップで必死に食らいつこうとする打法を見せていた。こういう工夫が、ホークスの同タイプの打者には見られない。

 ファウルが全てとは全く思わないが、打者には役割というものが存在する。投げている方も、2ストライクから執拗(しつよう)に粘る打者にはいい気がしないだろう。敗戦をただの一敗に終わらせてはいけない。たかがファウル、されどファウルだ。 (石田泰隆)

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