ロッテに力負けしたソフトバンク、敗因はどこに? 気になった美馬の言葉

西日本スポーツ

 タカ番記者コラム「好球筆打」

 ◆ソフトバンク2―4ロッテ(6日、ペイペイドーム)

 まったくその通りだ。6日の試合前のことだ。報道陣とのやりとりで、今季も大きく負け越すロッテとの対戦がまだ半分も残っていることを聞かれた工藤監督は、こう言っていた。

 「残り(の対戦が)半分くらいある中で、勝たなきゃいけないのは分かっているんですが、ロッテに勝てば優勝できるわけではない。(大事なのは)120試合終わっての最終的な勝率なので。僕らはトップを目指しているので。ロッテに勝つことだけを目指しているわけではなく、どこにも負けないつもりです」

 ぐうの音も出ないほどの正論といえば大げさに聞こえるが、工藤監督の指摘通り、相手はロッテだけではない。他の4球団からも白星を積み重ねていくことが覇権奪回への確かな道だ。

 でもな、とこちらは思ったりもする。過去2年は連続で日本一になっているとはいえ、肝心のリーグ制覇は果たせていない。特に昨年はロッテに8勝17敗と大きく負け越したことが、V逸最大の原因だった。これは否定できない事実だ。

 ただ、その点は工藤監督も十分に理解しており、対ロッテ戦の勝率の悪さを軽視しているわけでもない。「ロッテさんに負け越しているがゆえに、そこは勝たなきゃいけないでしょ、というのは理解できる。当然、対策も考えます」。はっきりと、そう言っていた。

 しかしながら、現実はつらいものを見せつけられるような敗戦だった。スコアは2-4と接戦のようだが、相手の安打はわずか3本。対するホークスは倍の6本も打ちながら、敗れた。ロッテ投手陣が3与四死球だったのに対し、ホークス投手陣が10与四死球だった反省点はあろうが、敗因はそこではない気がする。

 しかも、ロッテは9回に守護神益田を投入せず、本来セットアッパーのハーマンで逃げ切った。完全な力負けだ。こんな余力を残した戦い方で3タテを食らうのは、屈辱だろう。一体原因は何なのか。ロッテ“アレルギー”を選手が感じているとも思わないだけに、現状が不思議でしかない。

 たった一つ、気になったのは対ホークスへむき出しにするライバル心だ。5日の試合で勝利投手となった美馬は「1位になるためには絶対に勝たなきゃいけないチーム」とチームの思いを代弁しているように映った。このままいけばクライマックスシリーズでも戦う可能性が高い相手だけに、やはり苦手意識は払拭(ふっしょく)しておきたい。

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