「両立は難しい」HKT工藤陽香、涙の卒業発表 明るさでグループ支え 

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48最年少の5期生・工藤陽香(14)が8日、動画配信サイト「SHOWROOM」で、目標とする高校への進学を念頭に置いた学業専念を理由にグループからの卒業を発表した。同期で「いぶはる」コンビと呼ばれた石橋颯(15)らメンバーも視聴者として見守る中、「(コロナ禍による)自粛生活の中で将来や進路について考えるようになった。親やスタッフさんと何度も話し合いを重ね、今のまま活動を続けても両立は難しいと考え、卒業を決めました」と、涙ながらに報告した。

 工藤は「自分には(アイドルと)学業を両立するような器用さはないと感じた」と心境を吐露し「メンバー、スタッフさん、ファンの皆さんに会えなくなるのは寂しくて未練がありますが、すごく悩んだので選んだので気持ちを理解してくれるとうれしい」と、呼びかけた。卒業ではなく休業も考えたが、高校入学後にHKTに戻らない選択もあり得ると考え「期待させてしまう」と巣立ちを決断したという。

 石橋颯は卒業発表を受け、ツイッターで「まだ気持ちの整理がつきません。寂しすぎるよ…」とつづった。

 ハキハキとしゃべる、はつらつとしたキャラクターでグループに活気を与えていた工藤。くりくりと大きな目、「ニカッ」という効果音が聞こえてきそうな笑顔は無邪気そのもの。チャームポイントの長いまつげや、昨年11月の時点で加入から8センチ以上伸びたという身長など、成長を期待させる若手のホープだった。毎月実施している西日本スポーツのインタビュー企画には昨年11月に登場。話したいことを事前にスマートフォンにメモして臨むなど、初々しくも真面目な姿で先輩メンバーをもん絶させた。

 昨年の九州7県をめぐるコンサートツアーの前、メンバー全員で話し合った際には、涙ながらに「元気しか取りえがないけど、それを一番にしたい」と心境を吐露。宣言通りにリハーサルから全力で取り組む姿勢は先輩メンバーにも刺激となっており、その明るさがグループにとって支えとなっていた。同ツアーの中で披露されていた寸劇「指レンジャー」では、敵役の黒幕として活躍した。

 運営関係者によると、6月以降、何度も面談を重ねて慰留。翻意には至らなかったが「卒業後もいつでも遊びに来てほしい」との言葉に、表情をほころばせたという。公式サイトの発表では、コロナ禍によりファンの眼前でのラストダンスはかなわないが、ファンから工藤本人へメッセージを届けられるような企画も検討しているという。(古川泰裕)

PR

HKT48 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング