埼玉栄の150キロ右腕・内田「目立ちたかった」スカウトに猛アピール

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 プロ野球を目指す高校3年生を対象とした「プロ志望高校生合同練習会」の東日本会場(東京ドーム)で、福岡出身で埼玉の高校に進学した2人の右腕がスカウト陣に猛アピールした。最終日の6日のシート打撃で内田了介(埼玉栄)、美又王寿(浦和学院)がともに被安打0、4奪三振と好投。先月末の西日本会場(甲子園)で150キロをマークした山下舜平大(福岡大大濠)に負けじと持ち味を発揮した。計118選手が参加した東西計4日間の練習会も終わり、金の卵たちは運命の「10・26」ドラフトを待つ。

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 最速150キロを誇る右腕が存在感を見せた。埼玉栄の内田は打者8人にヒットを許さず、4奪三振。「持ち味のストレートで打者を圧倒できた感覚はある。そこは良かったと思う」。見守ったNPBスカウト75人に力強い投球をアピールした。

 この日の最速は145キロ。球速は本来のものではなかったが、関東北信越地区を担当する福岡ソフトバンク福元淳史スカウトも「普段は140キロ台後半が出るし、パワー系の投手。腕を振って打者に向かって投げていくタイプ」と評価した。

 福岡県久留米市出身で、当時の若生正広監督に誘われて埼玉栄に進学。東北(宮城)でダルビッシュ有(カブス)を育て、2011年に九州国際大付(福岡)を選抜準優勝に導いた名伯楽の指導も受け、プロの注目を集める存在に成長した。

 8月末の西日本会場では、同じ福岡出身の山下が練習会最速となる150キロをマークして注目された。「西では山下投手だったので、東では自分が目立つ存在になりたいと思っていた」。そんな野心も抱き、東京ドームのマウンドに上がった。

 投手でのプロ志望ながら、チームでは中軸打者。練習会には打者としても参加し、中学時代から何度も対戦した美又に三振を喫した。「すごい投手」と改めて実力を認める一方、投手としては「負けたくない。一番のライバル」と力を込めた。

 甲子園出場経験がない内田の憧れは、育成から福岡ソフトバンクのエースに成長した千賀滉大。「(ドラフトで名前を)呼ばれても呼ばれなくても、自分ができることをしっかりやっていく」。最大の武器の快速球にさらに磨きをかける。(伊藤瀬里加)

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