ソフトバンクJr.出身 浦和学院・美又、スカウト陣の前で最速148キロ

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 プロ野球を目指す高校3年生を対象とした「プロ志望高校生合同練習会」の東日本会場(東京ドーム)で、福岡出身で埼玉の高校に進学した2人の右腕がスカウト陣に猛アピールした。最終日の6日のシート打撃で内田了介(埼玉栄)、美又王寿(浦和学院)がともに被安打0、4奪三振と好投。先月末の西日本会場(甲子園)で150キロをマークした山下舜平大(福岡大大濠)に負けじと持ち味を発揮した。計118選手が参加した東西計4日間の練習会も終わり、金の卵たちは運命の「10・26」ドラフトを待つ。

   ◇   ◇   ◇

 同郷のライバルを抑え、美又は勢いに乗った。カウント1-1から始まるシート打撃で、最初に対戦したのが内田だった。初球、自己最速タイの148キロ真っすぐを空振りさせ、2球目の147キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

 148キロは東日本会場の最速で、西日本会場を含めても2番目のスピード。「この練習会を開催していただいた関係者の皆さまに感謝しながら、全力プレーを意識した」。その後もサイドとスリークオーターの中間の腕の位置から140キロ台後半のボールを連発。チェンジアップなどの変化球も交えて4者連続で三振を奪った。

 終盤、大学生に2者連続で四球を与えて「力んでしまい、球が浮いてしまった」と反省点もあったが、打者7人に対して「持ち味は勢いのあるフォームから投げる伸びのあるストレート。プロ野球のスカウトの方にアピールできたと思います」とうなずいた。

 小学6年時に福岡ソフトバンクのジュニアチームに選出され、12球団ジュニアトーナメントに出場。特徴的な投球フォームは当時からで、監督だった池田親興氏(本紙評論家)は「投げ方が独特で、投げる際の癖はあったけど、いいところをこのまま伸ばしていきなさいと言った」と振り返る。「優しくて素直な子だったし、あの時の選手がこうやって成長してきたのはうれしいね。これから鍛えて150キロが出たらもっと面白い存在になるかも」と目を細めた。

 中学3年時には硬式の飯塚ボーイズで全国制覇。浦和学院でも入学後すぐにベンチ入りを勝ち取ると、1年夏の甲子園で登板し、チームの8強入りに貢献した。華やかなキャリアを歩んできた美又が次に見据えるのは、日本球界の最高峰だ。(伊藤瀬里加)

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング