途中出場で2戦連発 鳥栖の大卒ルーキー林大地、開花始めた潜在能力

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆明治安田生命J1第15節 浦和2-2鳥栖(9日、埼玉スタジアム)

 公式戦復帰2戦目のサガン鳥栖がアウェーで浦和と2-2で引き分けた。2戦負けなしで勝ち点を11とした。趙東建(34)と林大地(23)のゴールで2度リードを奪ったが追い付かれた。大分トリニータはホームで湘南と2-2で引き分け。2点差を追い付き、3試合ぶりの勝ち点を手にして、勝ち点13とした。

 コロナ禍からの復活を遂げたサガンで、頼もしい若手が躍動した。23歳の大卒ルーキー林が、途中出場で2試合連続得点。「ゴールを取れていることは自信にもつながっているけど、もっとできると思う。1点では物足りない」と貪欲だ。

 1-1の後半11分に投入され、見せ場は4分後に訪れた。味方シュートのこぼれ球に「本能的に体が動いた」と反応。胸トラップで収めて相手DFに競り勝つと、右足を振り抜いた。ボールはポストに当たった後、ゴールラインを割った。

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生で、チーム活動が中止となった間、自宅で地道な体幹トレーニングに励んできた成果を、復帰戦から発揮している。

 大阪府出身。G大阪ジュニアユース時代は鳥栖にも在籍した日本代表の鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)ともプレーした。大体大4年だった昨季途中に鳥栖の特別指定選手となり、リーグ戦で1ゴールを挙げた。能力の高さを認めるだけに、金明輝監督も「満足してもらいたくない」と手厳しいが「しっかりと(こぼれ球に)詰めていたところは評価したい」とうなずいた。

 2度のリードを追い付かれ勝ち切れなかった悔しさは残るものの、中3日のアウェー戦で貴重な勝ち点1。金監督は「ポジティブに捉えたいし、選手たちはハードワークをしてくれた」と振り返った。戦いの場に飢えていた鳥栖イレブンのさらなる進撃はこれからだ。 (伊藤瀬里加)

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