ソフトバンク長谷川の凄み コロナ感染は「いい経験。またメンタル強くなった」

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 新型コロナウイルス感染で戦線離脱していた長谷川勇也外野手(35)が11日、ウエスタン・阪神戦で7月30日以来となる実戦復帰を果たした。4番DHで先発出場し、5回に右前打で“復帰後初安打”。「楽しかった」と語った。

 43日ぶりの実戦に「久々なんで、緊張感もありました。でも、楽しかったですね」。新型コロナウイルス感染で戦線離脱を余儀なくされた長く苦しい夏を乗り越え、長谷川がグラウンドへ帰ってきた。

 8月1日のPCR検査で陽性が判明。自宅待機の間、自室に設置された数種類の機器を使ってのトレーニングと素振りを続けた。9月4日のチーム再合流後は、3勤1休での練習をこなして、今回の実戦復帰となった。

 1回の第1打席は右腕高野の直球に詰まらされての投ゴロ。「タイミングと(狙い球の)目付け。そこだけをしっかりとやろうと思っていました。2打席目と3打席目はできるようになってきました」

 3回は四球、続く5回の第3打席には、高野の140キロ直球を引っ張って、一、二塁間を鮮やかに破って“復帰後初安打”だ。「実際1カ月間はオフと同じようなもの。それでもゲームに出たら、さすがだね」と小川2軍監督。今回の阪神3連戦はDHで起用し、その後について「徐々に守らせたりもして、実戦勘を戻していければ」と同監督は語る。長谷川も「技術的なことはこれから。どんどんやっていかないと」と1軍の優勝争いが激しさを増す終盤戦を見据え、調整ピッチを上げるつもりだ。

 戦線離脱の1カ月間を「いい経験ができました。またメンタルが強くなったと思いますよ」。耐える苦しみ。そして再び野球ができる喜び。35歳の打撃の職人は、どんな経験も決して無駄にしない。そこが、長谷川勇也という野球人の“すごみ”だ。(喜瀬雅則)

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