西武山川150号 記録につなげた将棋の腕前「森にもやれって言ってるんだけど」

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆ソフトバンク8-4西武(12日、ペイペイドーム)

 和製大砲が圧倒的なスピードで区切りの数字にたどり着いた。6回。山川らしい放物線を描き、打球が左翼席に飛び込んだ。今季21号ソロは史上175人目の通算150号。通算498試合目での到達は秋山幸二の528試合を抜き、日本選手では史上最速で歴代10位のスピード。ダイヤモンドを一周すると、記念パネルを掲げた。

 「打った瞬間、ホームランになる手応えがあった。そして、150本積み重ねてこられたことをうれしく思う。またこれからも一本一本、ホームランを積み重ねていきたい」

 王手をかけてから7試合ぶり、29打席目で飛び出した。前日までの3試合は無安打。苦しむ主砲は試合前に辻監督から間の取り方について助言を受け、武田のカーブを一発で仕留めた。「監督から言われたことを意識して、結果が出たので継続してやっていきたい」と手応えをつかんだ。

 技術面に加え、心理面の読みを養うために将棋を指す。「今でこそブームだけど、圧倒的前からやっていた」。移動中は通信で熊代や外崎と対戦。飛車と角を抜いても圧勝する腕前だという。「好きな駒は飛車。攻めますね。基本は美濃囲い」と専門用語も飛び出すほど。「先を読むとか、隙をつくとかは野球にもつながるかもしれない。森にも『将棋やれよ』って言っているんだけど」と笑った。

 通算100号に続き、150号も秋山を超え、日本選手最速でたどり着いた。「僕の場合はファームで3年ぐらいやっていたので、仕上がってから(1軍に)出てきた感じ。あまり意識していなかった」。首位ソフトバンクとは今季最大の10・5差に広がり、13日に負ければ早くも自力Vの可能性が消滅する。「毎日試合は必ずある。前向きにやっていければいいし、明日は勝ちたい」。白星をつかむためにアーチを描き続ける。 (小畑大悟)

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