西武の裏をかいたソフトバンク高谷のリード/西村龍次

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク8-4西武(12日、ペイペイドーム)

 西武にとって、高谷の初回のリードは予想外だったのではないか。武田の初球で「いける」と判断したのだろう。6球全てストレート系で押し切って、試合の主導権を握った。西武は変化球がもっと来ると考えていたはず。ベテランらしい臨機応変なリードだった。

 チームのレギュラー捕手は甲斐で、今季初めて武田とバッテリーを組んだ高谷が同じようなリードをしたら、代わって出た意味がない。その意味でも、武田の良さを十分に生かしていた。打撃も素晴らしかったが、こちらは「おまけ」だと考えておきましょう。

 武田も今回のような投球ができれば勝てる。前回登板で打球が当たって大丈夫かなと心配していたが、角度があるストレートが力強かった。無四球だったこともいいリズムを生んだ。もともと馬力がある投手なので、今後はもっと長く投げることを求めてほしい。

 終盤の守備にも触れておきたい。ミスが連鎖すると大量失点につながりかねないし、そのような試合は難しい展開になることが多い。ただ、今回は若い選手にミスが出ても勝てた。これはチームにとって大きい。周東と川瀬はここで学んだことを次に生かしてほしい。 (西日本スポーツ評論家)

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