ソフトバンクに勝利の法則…千賀「マウンド投げやすい」札幌で無傷7勝、エース勝てば週間勝ち越し100%

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(27)が14日、通算7勝無敗の好相性を誇る札幌ドームでの今季初完投を見据えた。15日の日本ハム戦で先発マウンドに立つ敵地では昨年8月2日に完封勝利をマーク。8日の楽天戦で今季最長の8回を無失点に封じ、同最多の13奪三振と完全復調を証明した右腕が、リーグ断トツのチーム防御率を誇りながら、リーグで唯一規定投球回到達者がいない投手陣でエースの意地を見せる。

 移動前のペイペイドームでの投手練習。軽めのキャッチボールで最終調整した千賀は、札幌ドームでのカード初戦に自信をにじませた。「マウンドがすごく高いので投げやすい。あまり悪いイメージはない。今年もしっかり投げられればと思います」と口にした。

 今季初登板となる札幌ドームでの無双ぶりは、数字が雄弁に物語る。通算9試合(うち先発8試合)に登板して7勝無敗、防御率1・37。好相性のマウンドで圧倒的なパフォーマンスを披露し、昨年8月2日にはわずか2安打に抑えての完封勝利を挙げている。

 前回登板した8日の楽天戦では、今季最長の8回を無失点に抑え6勝目をマーク。コンディションを考慮して9回のマウンドは譲ったが、状態が上向いていることは明らかだ。「1回ずつしっかり投げて、先発の役割を果たす」と最後まで投げきる覚悟はある。

 誰もが認めるチームの大黒柱の影響力は大きい。コロナ禍で異例の日程となった今季は6連戦の連続。その初戦を任されているエースが白星を手にしたケースでは、全てチームは6連戦を勝ち越している。中でも前回登板した8日からの6連戦は象徴的だった。

 本拠地で2位ロッテに3タテを食らったショックを断ち切り、千賀が連敗をストップ。そこからの5連勝は全て先発が勝利投手になった。5試合連続で先発に白星がついたのは今季初で、連勝が止まった13日の西武戦も石川が今季チーム2度目の完投を記録した。

 前回登板で今季自己最多の13三振を奪った剛腕に対し、工藤監督は「いつもあのぐらい投げてほしいと思っている。(千賀が)火曜日に結果が出たことで(チームも)いい1週間が過ごせたし、ブルペン(救援陣)の状態もいいと聞いている」と期待を寄せる。

 ここへきて、相手を力で圧倒する本来の投球スタイルが戻ってきた。「白(星)が続けばいいと思う。(先週は)先発がすごくいい形で流れをつくれた。また、いい1週間をつくれるように」。得意の北の大地から、再び連勝の口火を切る。 (鎌田真一郎)

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