プロ初先発で初勝利 西武のイケメン新人浜屋「相撲部の助言」で大変身の過去

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆西武3-1ロッテ(16日、メットライフドーム)

 ウイニングボールを受け取ると、緊張感から解放され、端正な表情が緩んだ。ドラフト2位ルーキー左腕の浜屋がプロ初先発初勝利。6回を被安打4、1失点、無四球とロッテ打線を相手に堂々の投球だった。「真っすぐが走っていたのが一番良かった。素直にすごくうれしい」と白星をかみしめた。

 「初回のマウンドは緊張して、心臓がバクバクしていた」。言葉とは裏腹にルーキーらしからぬ落ち着いたマウンドさばきを披露。初回を三者凡退で乗り切ると、リズムに乗った。柘植との新人バッテリーで低めへ一球ずつ、丁寧に投げていった。

 鹿児島県の大隅半島にある故郷の大崎町は、阪神・福留、広島・松山、西武・榎田と人口1万人余りの町ながらプロ野球選手を多く送り出してきた。ソフトボールチームに所属した小学生のころ、車で約2時間かけて宮崎県日南市南郷での西武キャンプを訪れた。岸(楽天)や涌井(同)に憧れ、プロを目指した。

 社会人時代は3年間で約20キロの増量に成功した。鹿児島・樟南高時代の相撲部の友人に相談すると「常に空腹がない状態にする」とアドバイスを受けた。自分でおにぎりを準備し、1日5食。細身の左腕はパワーを身につけてプロの世界に飛び込んだ。

 初めてのお立ち台では「昨日も寝る前に緊張して、いつもより寝られなかった」と明かした。といっても睡眠時間は「9時間ぐらいですかね。いつもはもっと寝てると思う」。ウイニングボールは両親に贈る予定。「浜屋が出てきたら安心だと思われるピッチャーになりたい」。ルーキーの快投もあって、3連勝のチームは日本ハムを抜いて4位に再浮上した。 (小畑大悟)

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