中村晃が和田毅の姿に感じたこと「積み重ねが出るんだな」行動も変化

西日本スポーツ 山田 孝人

〈鷹番が見た〉

 中村晃は直近2年の自主トレーニングは長崎市内で行っている。同じ球場では大ベテランの和田も、シーズンに備えて体を動かしている。野手と投手の練習は当然異なり、ともに汗を流すわけではないが、黙々と牙を研ぐ姿には大いに感じるものがあったようだ。

 若手の指導もしながら入念に体にケアを施すと同時に、体の鍛錬を行う和田。1年目の長崎自主トレの際にその様子を眺めながら、「もちろん(野手の自分とは)やっていることは違うが、こうした積み重ねが出るんだなと感じる。本当にすごい。自分もやらないといけないな」と口にした。

 長きにわたって現役を続けているお手本に、刺激された部分もあったのだろう。今年は栄養士の指導を受けて食生活を徹底的に見直し、今も継続する。加齢に伴う体の変化を見越して柔軟性をより高める練習にも時間を割いた。今後も活躍を続けていくために、新たなスタートを切った形だ。

 自律神経失調症を患い今も完治はしていない。十分な睡眠をとることが難しいこともある。それでも病気と向き合い、付き合いながら始めた新たな取り組みは、今後のキャリアの支えとなるに違いない。急逝した川村さんの指導も受けて鍛え上げてきた体。「これからも野球選手として長く続けることが川村さんへの恩返しだと思う」。目指す自身の未来への“投資”。全ては鋭いスイングを繰り出し続けるためだ。 (山田孝人)

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