【Fの推し増し・後編】HKT小田彩加の流儀「やってみないと分からない」

西日本新聞 古川 泰裕

HKT48小田彩加・長文インタビュー後編

 北九州発の映画「めぐり逢(あ)わせの法則」(岩松茂監督)で主要キャストを演じたHKT48の4期生、小田彩加(21)。ロングインタビューの後編は、グループ加入前の“笑撃”のテレビ出演から、今後の世界情勢の予測まで、小田ワールドが広がります。(古川泰裕)

指原莉乃に誘われ薄~く反応

 -2016年にHKT加入。ただ、その前年、HKTの冠番組「HKTのごぼてん!」の高校ロケに登場していた。とにかく最初から不思議なキャラという印象だった。

 小田「自分でも不思議なんですけどね。でもあれは素でやっていたから…怖い(笑)」

 -自分でも怖い(笑)。

 「自分でも怖いなって思うこと、多いです。よくやったな、みたいな(笑)」

 -指原莉乃さんがロケに来た時は、終了間際になって驚いていた。

 「そうですね。あらためて『ふおっ』って思って。覚えているんですね」

 -衝撃だった。

 「自分の出ている番組とか見たくないから、ファンにも言われるけど絶対見ていない(笑)。動画も(SNSなどに)貼られているけど、開かない(笑)」

 -個人的には、あの番組の中でもトップクラスに強い印象が残っている。

 「でも、そこからHKTへの道が開いていった気がします」

 -指原さんに「HKTになろうよ」と誘われ、薄~く「やったぁ…」と反応していた。

 「ひえぇぇ…! 最初(の登場)が高校1年の秋くらいで、(指原がロケに来た)次が高校2年くらいで。4期生なんて募集していなかったけど、『4期生で入ったら』みたいな感じから、本当に『4期生募集オーディション開催』が目に入ってきて。流れ的には運命的な感じがして。これで落ちたら運命じゃなかったんだ、みたいな(笑)」

 -「ですよね~」みたいな(笑)。

 「そうそう(笑)。自分も『HKTさんが好き』ってなっていたから、そんな夢みたいな、うまくいく話あるわけないけど、やらない限り受からないって思ったので」

 -不思議な縁。

 「不思議ですね。そこの高校に行かなかったら…って思いますもん」

2019年の九州ツアー・北九州公演で笑顔を見せるHKT48の小田彩加

失敗して、ファンが『頑張れ』ってなるタイプ

 -茶道部で、服飾の道を目指したいと話していた。

 「そう。デザイナーになりたかった。衣装さんとか」

 -まさか自分で歌って踊るとは。

 「中高一貫だったから、中学から導かれている感じがします」

 -演技も歌もダンスも未経験だった。

 「やったことないですし、人前で(披露する)とか嫌でした」

 -最初から自信があったわけではない。

 「ですね。向いてもないや、アイドルって(笑)。今でも『アイドルに向いている! いえーい!』ってならないです(笑)。楽しいんですけど、ステージに立つことも楽しいけど、自粛期間とかで考える時間が多くなると『アイドルとは…』みたいになって。『向いている、向いていないはファンが決めることだ』ってファンの人に言われて、確かにそうだなって思うけど…。自分で向いているかどうかって思うと…。アイドルとしての条件…歌、ダンス、あと愛嬌(あいきょう)とか、考えると…。完璧に全部はできない人だから、失敗して、ファンの人が『頑張れ』ってなるタイプだと思うんですよ。小田も全力で失敗しちゃうんですけど。アイドルは歌やダンスだけだと思っていたけど、活動しながら、コント劇とか演技もあるし、トークとかでファンに楽しんでもらうとか…。絵を描くのも趣味だったけど、それを見て『この絵好きだよ』って言ってもらうとか。歌とダンスに限らないんだな、って気づいてからは、割と自分の中で世界は広がったというか。こんなこともやれるし、こんなにやったことないことができている。他の職業ではできない、ありがたい仕事をさせてもらっているなと思います」

 -自信がないことでも、きちんと向き合っているような印象がある。

 「大抵、やってみようって思っちゃう。去年の『歌唱力No.1決定戦』は、歌がずっと『苦手、苦手、苦手』って思っていたからこそ、やってみようって。これで変わるかなって思って。やってみて、向いていないとか、ちょっと違ったなって思う分には全然いいと思っていて。やらないと分からないって、ずっと思っていますね」

 -好奇心が勝つ?

 「そう。結局勝っちゃうんですよ、好奇心が。女の子のアイドルって、年齢制限はないけど大体20代とかじゃないですか。だから、今できることで、逃げたところでしょうがないというか。やった方が絶対何かにつながるっていう考えをするように、だんだんなってきました」

 -最初はそうでもなかった?

 「好奇心は強い方だったけど、やって失敗ばかりだったから。『HKTのおでかけ!』のロケとかも、帰り道で『ああ、なんであんなことをやっちゃったんだろう』みたいな。そういうのはめっちゃ多かったかな。やらない失敗より、やってめちゃめちゃ失敗していることばっかりあるかな、って思います」

 -それを積み重ねてここまで来た。

 「やった方が楽しいので(笑)」

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