素根5人抜きに阿部詩「途中から笑っていた」高校柔道伝説の決勝を五輪代表2人が解説

西日本スポーツ 末継 智章

 全日本柔道連盟(全柔連)は18日、東京五輪女子78キロ超級代表の素根輝(福岡・南筑高出身)と同52キロ級代表の阿部詩(兵庫・夙川学院高出身)が高校2年時に対戦した2017年の金鷲旗高校柔道大会(西日本新聞社など主催)女子決勝を動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネル「全柔連TV」で配信した。南筑の大将素根が大会初の決勝5人抜きを達成した伝説の試合を前後編に分けて振り返る企画で、4日の前編に続いて両者が解説した。

 前編では夙川学院の先鋒だった阿部の4人抜きを紹介。後編は阿部と素根の直接対決から振り返った。「上の階級と闘うのは好き」と負けん気のある阿部だが、素根と組んだ瞬間は「やばいと思った。動かないし」と白旗宣言。当時体重差が約50キロもあった相手に抑え込まれた場面では「苦しくて、フガフガ言っていた。そしたら(素根)輝がおなかを上げて隙間をつくってくれた」と微笑ましいエピソードを明かした。

 素根は準決勝でも4人抜きするなど出ずっぱりだったが「この大会は全然息が切れず、集中していた」とその後も圧倒。次々と抜く様子に阿部は「途中から笑っていましたね。すごいな、と。どっかで足がつまずかないかなと思っていた」と異次元の強さに脱帽していた。

 大逆転勝ちで初優勝に貢献した素根は「1年生の時に3位という悔しい思いをしたので、今年こそはという思いでいた。きつい試合で絶対に勝たないといけない立場に立ってみて、得たものはたくさんある。今でも思い出に残っている」と自信を得た大会になったことを強調。阿部も「優勝はしたかったけど、素根選手とあの畳で戦えたことがうれしい。チーム一丸で決勝に挑めた大会だったので、自分もチームも自信になった」と振り返った。

 動画はコロナ禍で練習が制限されている中で全柔連が柔道の魅力を伝える「#今もっと強くなれるプロジェクト」の一環。(末継智章)

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