J1昇格決めて以来、福岡5年ぶり5連勝 低空飛行から急上昇の転機とは

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆明治安田生命J2第20節 金沢1-2福岡(19日、石川県西部緑地公園陸上競技場)

 アビスパ福岡がアウェーで金沢に2-1で勝ち、J1昇格を決めた2015年以来5年ぶりの5連勝を飾った。勝ち点34で4位に浮上した。ドウグラスグローリ(30)の来日初ゴールで先制し、すぐに追い付かれたが、後半に相手オウンゴールで勝ち越した。ギラヴァンツ北九州はアウェーで山形を2-0で破り、3連勝で勝ち点44として首位をキープ。ディサロ燦シルバーノ(24)が今季10得点目となる先制ゴールを決めた。V・ファーレン長崎はアウェーで松本に2点差を追い付かれて2-2で引き分け。5試合勝ちなしの勝ち点39で3位に後退した。

 勢いが止まらないアビスパに運も味方した。同点の後半30分。相手のオウンゴールで予期せぬ勝ち越し点が転がり込んだ。アウェーでつかんだ貴重な白星で、J1昇格を決めた2015年以来5年ぶりの5連勝。秋風とともに上昇気流に乗ってきた。

 前半33分、今季加入したドウグラスグローリが右CKに頭で合わせ、先制点を奪った。189センチの長身を生かした力強い来日初ゴールに笑顔。「セットプレーはずっと練習してきた。初ゴールが勝利につながって良かった」。守備でもセンターバックとしてチームに貢献した。

 16日の大宮戦から中2日のアウェー連戦でも連勝を伸ばした。シュートは金沢の10本に対して3本。先制からわずか1分後に追い付かれるなど苦しみながらも、勝ち点3を手にした。長谷部監督は「(心技体の)技、体の部分は出し切れていないが、気持ちを出してくれた結果だ」とうなずいた。

 過密日程の9月を5勝1分けと快調に進むチームの転機は2日の千葉戦だ。後半ロスタイムにファンマのゴールでドローに持ち込み、その後5連勝。長谷部監督は「結果が劇的だったこともあるし、そこから勝ち始めて流れが来たのかな」と語る。月の初めに劣勢を耐え、しのいで勝ち点をものにした精神力で、ツキと勢いを引き寄せた。

 4位に浮上した。J1昇格圏の2位徳島とは勝ち点6差。2勝分だ。松本は「内容的には厳しい試合でも、勝ちにつなげることが大事」と言い切る。もたついていた時期は過ぎた。突っ走ってきた北九州や長崎といったライバルの背中がすぐそこに見えてきた。 (松田達也)

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