ソフトバンク通算2000号はデスパ「もっと打ちたい」貧打復調の呼び水に

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ソフトバンク5-10オリックス(23日、ペイペイドーム)

 メモリアルの一打が完敗の中での光となった。序盤の大量失点が響き6点を追いかけていた7回。2死から中村晃が四球を選び出塁すると、デスパイネが豪快な一振りだ。3番手吉田凌が3ボール1ストライクから投じた5球目、外寄りスライダーを捉え、中堅付近のテラス席へ。出場9試合ぶりの4号2ランは、ソフトバンク通算2000本目の一発だ。

 「バットの先だったけどあそこまで飛んでくれて良かった」。現球団名となった2005年の初陣、3月26日に本拠地ヤフードーム(当時)で行われた日本ハム戦で柴原洋(本紙評論家)が1号を放って以来、積み上げられてきた栄光の歴史。ベンチで知らされたデスパイネは「ベンチに帰ってくるまで知りませんでした。節目の本塁打を打つことができて光栄に思う」と笑みをこぼした。

 自身は直近の3試合で代打出場も含め無安打。その3試合でチームの得点は1→2→0だった。停滞する打線の状態に合わせるかのように、自らのバットもすっかり湿っていた。記念の本塁打も連敗を止めるには至らなかったが「勝利に貢献できる本塁打をもっと打ちたい」と手応えのある一撃にもなった様子だ。工藤監督が苦言を呈するほどの不振に苦しんでいた打線も5点をマークするなど、チームにとって明るい結果となったはずだ。

 今季82試合目のこの日は打率、本塁打、打点の打撃主要部門でチームトップを走る柳田が初のベンチスタート。以前にもあった首の張りが出たためで、大差の試合展開もありそのまま欠場した。幸いにも軽傷とみられ、工藤監督は「ここぞのところで代打でいこうと思っていた。次(24日)出られるようにするため。次は大丈夫だと思っている」とあくまで大事をとったことを強調した。一方的な展開から後半に復調の兆しを見せた打線。主砲が戻るであろうきょうこそ、投打のかみあった白星で連敗を止める。 (山田孝人)

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