戻ってきたソフトバンク打線 工藤監督「得点という部分はあれですけど」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク3-3オリックス(24日、ペイペイドーム)

 低調だったホークス打線に「らしさ」が戻ってきた。グラシアル中村晃の競演で8試合ぶりの1試合複数本塁打。この2発による3点のみで引き分けたが、工藤監督は「得点という部分はあれですけど、しっかりいいゲームはできた。形は悪くない」と強調した。

 まずは2回だ。グラシアルがバックスクリーン右へ先制の8号ソロ。張奕の初球の145キロ直球を迷いなく振り抜いた14試合ぶりの一発だった。過去5試合は17打数2安打と苦しんでいたが、会心弾に「1球でしっかり捉えることができた」と手応えを口にした。

 2点を勝ち越された直後の5回は、中村晃が価値ある同点弾だ。張奕のカーブを右翼ポール際に運ぶ5号2ラン。「マッキー(牧原)が(5回にフォークを)打った中前打をヒントにいい打撃ができた」。仲がいい後輩の変化球打ちを参考にした一発だった。

 実に21試合ぶりに出た選手会長の一発で、リーグトップのチーム本塁打数は3桁目前の96本になった。首の違和感で、23日は今季初めて欠場した柳田も4番中堅で2試合ぶりに復帰してフル出場。今季10度目の猛打賞をマークするなど、結果で不安を一掃した。

 今季最長の4連敗からの脱出を誓って臨んだ試合は、延長10回2死一、二塁で途中出場の真砂が見逃し三振に倒れて引き分け。最下位に沈むオリックスとの3連戦は2敗1分けに終わり、2年ぶりに負け越した今季の「鷹の祭典」は2勝5敗1分けとなった。

 それでも一時の極端な貧打や、前日23日の「投壊現象」には歯止めがかかった。25日からはいよいよ敵地ZOZOマリンで、2位ロッテとの首位攻防3連戦。今季3勝8敗1分けと大きく負け越している難敵との戦いを前に、弾みはついたはずだ。 (長浜幸治)

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